2つの「生きる力」
人にとって欲求の充足は大事です。欲求を支えているのは、本能と価値観
です。本能だけなら、食べて寝るだけです。人間らしく生きるために、私達
はそれぞれの価値観を持って生きています。つまり食べていくための力と、
人間らしく生きていくための力を持っているのです。
自分の将来のために、社会のために、あるいは真理を考えて生きていこう
とするのが人らしく生きる事です。自分らしい価値観を満たす役割を担うの
が生き甲斐になります。
社会に出たら、仕事をしなければならないと感じる人は、生きるためには
仕事という犠牲を払わなければならないと思っている人です。社会に出た
ら仕事ができ、自己実現ができるのだという発想の転換が必要です。その
ために自分は育っているのだという自己実現の欲求が必要です。
心理学者のハーズバーグによると、満足要因と不満足要因は別のものだと
言います。不満足要因は欠乏欲求の要因です。それが満たされても、満足
に至らない。つまり、欠乏が満たされるだけの欲求の事です。
給料が増えても社長になっても議員になっても、ずっと飢えたままという
人も世の中にはいるかもしれません。それはキャリアアンカーがないまま、
欠乏欲求の循環にはまり込んだキャリアの一例なのかもしれません。
キャリアアンカーを明確にした目標設定をする事。しかし、外形的な結果
だけに囚われる事のない柔軟な姿勢をもち、自分を成長させ続ける事が、
望ましいキャリアを形成するために重要な事なのだと思います。
/山本 正樹(有限会社理想経営代表取締役、経営コンサルタント、キャリアカウンセラー)
♪秋田シリーズ お土産屋さんで見つけた謎の「ババヘラアイス」。そもそもババヘラって何? 秋田の方言? ってなワケで、早速ババヘラを食べてみたんだけど、超安っちいかき氷のシロップの味がしましたとさ。ちゃんちゃん(笑)