スーフィー④
ワッハーブ派と他のイスラム宗派との根本的な違いは、預言者ムハンマドの
信仰の否定である。その教義の要点は、以下の通りである。
アッラーフを除き、全ての崇拝対象は虚偽であり、それらを礼拝する者は、死に
値する。多くの人々は、アッラーフを信じず、聖人の霊廟訪問により神の恵みを
受けようとしているが、これは虚偽である。
アッラーフだけが人間の全ての秘密を知っているため、祈祷での預言者、聖人、
天使等の名の言及は、多神教の徴候とされる。クルアーン及びスンナの規定に
基づかなければ、何も認めてはならない。
タビル(起源、最初への回帰)の方法、つまり、理性的又は象徴的・比喩的解釈
の方法により、クルアーンを解釈する事は禁じられる。人間が意思の自由を持ち
得るとの主張は、異端である。ムハンマドは、審判の日にアッラーフから赦しの
許可を得るが、スンナ派は、既に赦されていると考えている。
女性は過度に慟哭するため、埋葬地を訪れる権利を有さない。
ムスリムは、以下の4つの休日だけを遵守すべきである。
① イド・アル=フィトル(バイラム祭):ラマダーン月の断食終了を記念した斎明けの祝日
② イド・アル=アドハ(クルバン・バイラム):メッカ巡礼(ハッジ)終了日の犠牲祭
③ アシュラ:預言者の孫、フセイン師の服喪
④ ライラトゥ=リ=ムバラカ(権勢の夜):全ての生物及び植物界がアッラーフに服従
するラマダーン月の神秘の夜
預言者の誕生日を祝ってはならない。モスクに奉納する事は禁じられる。
って事は、女性は墓地に行けないの? こういうのはイマドキついていけないね。
でも、「ラスト・バリア」の中に出てくるセリフには、例えば主人公が、「自分に
与えられるものは、どんなものでも受け入れるために、心を開いておけますように」
と祈るシーンや、ハミッドが言う「内面で体験した事が自分の姿を鏡の中ではっきり
見るために、外側の世界、つまり鏡の中に現象化するという事がわかるだろう」etc.
巫女未空経由→空庵神社奉納も多いよ。2/3を読み終えて、これからいよいよ
主人公の本当の旅が始まる。そして、私も思わずワクワクしてくる♪
Oさん、素晴らしい本をどうもありがとうございました!
♪隣町にあるMy氏神様は、小さな川のほとりに建っていて、水車がどこか牧歌的な風景を漂わせている。道路の反対側には、昔から桜の名所として名高い山があり、あの鬼平もココに花見に来てるんだよね。さて、ココはどこでしょう(笑)?