ぞうねん剤
私は昔っからメルマガおたくで、かなり登録していたが、様々な変化に伴い、
一旦整理する事にした。残ったメルマガを見て思うのは、ほとんどがすぐに
読めるタイプのものばかり。コレでいい。コレがいい!
そして、新しく登録した中に、健康食品について書かれたメルマガがあり、
これがなかなか勉強になる。私も毎朝、健康食品を飲んでるからね。発行
人は佐野隆一さんという方で、以下に引用させて頂く。
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あなたの手元の、サプリの成分表をチェックして下さい。
栄養素ではないものが、たくさん入っていませんか?
サプリメントには、たいてい添加物が使用されています。
錠剤を固めるための「結合剤」や、一定の大きさにするために混ぜる「充填剤」、
作る時に材料が鋳型につかないようにする「滑剤」、飲みやすくする「コーティ
ング剤」、その他、「香料」「保存料」、「着色料」、「甘味料」などです。
たとえば、「結合剤」や「充填剤」には、「セルロース」「レシチン」「ショ糖脂肪酸
エステル」「アルギン酸」
「滑剤」には、「脂肪酸」「炭酸マグネシウム」「二酸化ケイ素」
「コーティング剤」には、石油から取ったワックスや、天然ワックスがあります。
錠剤にするには、普通の製法では、こういった「ぞうねん剤」が必要となりますが、
その分量まで公表している会社は、ほとんどありません。
ひどいものになると、7~8割が「ぞうねん剤」という製品もあります。
非常に良心的な会社で、「できるだけ少なくおさえています」といって、分量を
公開している会社のものでも、60%弱は「ぞうねん剤」というのが現状です。
たとえば、エキスを1滴たらしただけでも「成分含有」には違いなく、後は「ぞう
ねん剤」で量を稼ぎ、合成着色料できれいに化粧して、糖衣でごまかす。
こんなサプリもあるのです。
「サプリメント」の本来の目的は「栄養補助」です。
しかし、こんな混ぜ物を毎日せっせと食べたって、「結果」が出るとは思えません。
それどころか、大量の「ぞうねん剤」や「添加物」が、体に害を与えるケースもあります。
きれいにコーティングされた錠剤の表面に、会社名が書いてあるサプリを見ました。
確かに、会社名を書いた物質そのものは、厚生省の認可を受けていても、「絶対
必要な栄養素」で字が書いてあるとは思えません。
「栄養素」以外のものをなぜ摂る必要あるのですか?
サプリを選ぶ時には、必ず「成分表」をチェックして下さい。
そして、栄養に関係のない成分が、できるだけ入っていない商品を選びましょう。
成分の含有量に疑問があれば、すぐにメーカーに確認しましょう。
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確かに健康食品の類いは、コンビニやマツキヨ等の薬局で安く買える物もあれば、数万、
から数十万する高価な物まで、値段はピンキリだ。その違いはどこからくるのか?
未空母はスーパーでブロイラーの鶏肉は買わず、必ず地鶏を買うと言うが、それもどこ
までどうなのかわからない。シールだけ地鶏かもしれない(笑)。それは野菜や果物然り。
食は「人」を「良」くすると書く。だが、そうねん剤に見られるように、良かれと思って
飲んでいた健康食品で、害をこうむる事だってある。会社は儲かれば何でもいいのか?
そんな中、未空父から「これ、読んだか?」と手渡されたのが「国家の品格(藤原正彦著:
新潮新書刊)」。カバーには、「今、日本に必要なのは論理よりも情緒、英語よりも国語、
民主主義よりも武士道精神であり、“国家の品格”を取り戻す事である」と書かれてある。
国家を成しているのは、国民一人一人であり、私も品格を問われているのか?
そして、ココロの「ぞうねん剤」はいかに?