タクシー代、ぬわ~んと38万円!
僕は、
平日における
都内23区の移動は
すべて、
自転車と決めていた。
「ソクラテスら、昔の哲学者達は、
歩く事で足を動かし、脳を刺激しながら哲学を討論した」
僕は、
「お客様に会うまでの道中、
チャリンコで足を動かし、脳を刺激して思考している」
が・・・
そんな僕が、
花粉症に負けた。
今の時期、
呼吸全開で
こぐ自転車は辛い・・・
また、
タクシーの利用が
増えてしまった。
テレビも見ない、
新聞も読まない、
そんな僕が、
唯一、【不況】という
悪魔の2文字に触れてしまう場所・・・
それが、
タクシーだ。
タクシーの運転手に
話しかけられるのは
嫌いじゃない。
というより、
全然違う業界ゆえに、
いろいろ聞きたくて、
逆に、話しかけてしまうほど。
でも、
最近の
タクシーの運転手さんの
話題は・・・
「いや~、お客さん少ないっすね」
「バブル時代が懐かしいね~」
「街中から、人が消えちゃったよ」
「みんな、電車のろうとするからやんなっちゃうよ」
僕は、弱い。
故に、
そういう話題は
極力避けている。
そして、
根拠もないけど、
「今年も大チャンス!」と
言い続けている。
だから、
タクシーの運転手さんに、
「いかに、今年が不況か」という
話題を永遠されてしまうと、
めちゃくちゃ辛い。
でも、
今日、素晴らしい
タクシーの運転手さんに出会った。
僕が乗車した
瞬間から、ずっと笑顔。
ルートも細かく確認してくれる。
アクセルやブレーキにも、気を遣っているのを感じる運転。
そんな、
運転手さんが口を開いた。
「いや~、今日、警察に職務質問されちゃいましたよ」
???
僕には、
タクシーの運転手と職務質問が
結びつかなかった。
理由を聞いたら、
前日の夜、
長距離のお客様がいて、
何と
東京から妙高高原まで。
妙高高原で、
黄色の派手なタクシーが
走っていたので、
タクシー強盗でタクシーが
強奪されて、
妙高高原まで来たと
地元の警察官が勘違いして
走っているタクシーを止めて
職務質問されてしまったとのこと。
東京から
妙高高原まで、
乗車料金 15万円。
実は、
つい去年、
東京から博多を一晩で
お客さんを乗せた事もあるとのこと。
東京から
博多まで、
乗車料金 38万円。
運転手さんは言っていた。
「不況、不況って言っているタクシーの運ちゃんは、
駅前で待つ事しかない運ちゃんばかりだよ」
この運転手は、
カーナビを一切つけず、
地図を片手に・・・
何時台なら、どこに人が現れるのか?
どっち側をどのくらいの速度で走ればいいのか?
常に、
地図にマークや目印をつけながら、
戦略的に走り続けているとのこと。
「お客様を乗せている時は、最短距離を走り、
お客様を乗せてない時は、戦略的に走る」
ちなみに、
数百人以上いる
同じ会社の運転手の中で、
毎月、成績10番以内。
個人タクシーでもないのに、
指名もよくあるとのこと。
僕は、
最後に言っていた
この運転手さんの台詞があまりに
かっこ良すぎた。
「この業界、成績が悪い運ちゃんは、環境のせいにし、
そのくせ、環境のせいで、辞める事も転職もできない。
成績がいい運ちゃんは、全てを自分のせいにし、
日々、自分と戦っている。だから、辞めるのも転職も自由。
でもね、笑っちゃうのは、
自由な成績優秀者は、会社が辞めさせてくれないんだよ(笑)」
そんなかっこいい台詞を言い、
目的地点の100m手前で、
メーターを止め、
最高の笑顔で振り返って
挨拶してくれた
その運転手さんとの
たった1回の出逢いが、
花粉症で、自転車を降りた僕に
全てを取り戻してくれた気がした。
ピンチはチャンス!
良いアンテナを張っていれば、良い情報は入ってくる!
今日の成功統計学:
僕は、15万円、38万円のお客さんをつかまえた事を、
引き寄せの法則などという一言で終わらせたくない。
この運転手さんが、日々、「どうやったら?」を考え続けた
結果、そういうチャンスの確率を上げていった結果と思う。
もう、業界のせいにできる業界はないとこの日、確信した。
/只石 昌幸(株式会社レバレッジ代表取締役社長 兼 ブランディングプロデューサー)
メールマガジン「不況に強い生き方~こだわり社長の夢実現レター」より抜粋、引用
【出典元URL】こだわり社長レター:
http://www.lev.co.jp/mail-magazine/
「夢エール」の翌日が、うつ専門カウンセラーさわとんのお誕生日という事で、長野県伊那市「菓匠shimizu」の清水慎一さんがケーキのサプライズ! これは超うれしいよね。♪Happy Birthdayを歌って、会場のみんなで祝福した。「ケーキ創りは夢創り」という清水さんのケーキは、めちゃめちゃ美味しいんだろうなぁ。長野に行ったら、絶対食べて来よっと♪