納骨
先月亡くなった大阪の叔父の納骨があり、東京・池袋のお寺に、親戚一同
が集まった。こんな機会でもなければ、これだけの人数が集まる事はない
だろう。未空母の祖父こと、目白のおじいちゃんが亡くなったのは、今から
20年以上も前なので、それ以来、ほとんどの親戚に会った事がなかった。
その間、結婚した人、別れた人、子供が生まれた人、独身の人など、家庭
境遇も職業も様々で、従兄弟達はみんな、“いい大人”になっていた。孫は
合計7人。内6人は男の子で、唯一女の子の私は、目白のおじいちゃんに
めちゃめちゃ可愛がられ、七福神に因んで「弁天様」と呼ばれていた。
11:30頃から本堂で読経が始まり、その後、墓石を動かして、叔父の骨壷
を入れる。未空母は本当は7人兄弟だったが、小さい頃、お腹の病気で4人
も亡くなった。田舎では子供が親より早く死ぬと、親不幸という事で、両親が
火葬場に行ってはならない風習があったそうだ。これは我が子の骨を目の前
にして、あまりに辛く悲しみに耐え切れないため、親に対する配慮だと思う。
未空母の亡くなった兄弟の小さな骨壷が、お墓の中には4つ入っているはず
なのだが、3つしかない。有名人でも何でもないので、骨壷が盗まれるという
事もなく(笑)、おかしいおかしいと騒いでいると、奥の方から1つ出てきた。
ホッ。叔父の骨壷は、両親の骨壷の間に無事に安置され、お線香と綺麗な
お花が飾られた。ここまでの担当は石材屋さん。骨壷を入れる際、必ず埋葬
許可証がいるんだね。知らなかったなぁ。
納骨が終了し、昼食はお寺で仕出し弁当を食べ、その後は記念写真撮影。
まずは孫の「七福神」から。これは誰よりも、天国で見守ってくれている目白
のおじいちゃん&おばあちゃんが喜んでいるだろう。今回の納骨は、血縁の
絆を再認識させてくれた。大阪の叔父さん、どうもありがとう!
せっかく血が繋がってるんだから、みんなで仲良く年を取れたらいいね。
“いい大人”になった従兄弟の皆さん、改めてこれからもよろしくお願い
します。また是非、お会いしましょう!