ホロトロピック

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最初、聞いた時、おもしろい名前だなぁと思った。「ホロトロピック」という言葉は、
スタニスラフ・グロフ博士の造語だそうで、ギリシャ語の「Holos(全体)」と
「Trepein(向かって進む)」を合成して、「全体性に向かう」という意味だそうな。

個が個を離れて、全体として1つの宇宙と融合し、一体感を増していくという事
から、人々の「意識の成長・進化」を表している。

私の友人が入院し、手術を受けた際、その執刀医が「ホロトロピック・ネットワーク」
の地方支部代表を務めているご縁で、その存在を知った。ここの代表者が天外
伺朗(てんげしろう)氏。本名は土井利忠。ホロトロピック・ネットワーク(旧「マハー
サマーディ研究会」)主宰。

SONYの研究所でワークステーションNEWS等、先端技術の開発・研究に携わる。
フィリップス社と組んだCDの共同開発者。エンターテイメント・ロボットAIBOの製
作責任者として、よく知られている。1997年、理想的な死に方を追求する「マハ
ーサマーディ研究会」を主宰。その後、活動の展開の中で、「ホロトロピック・
ネットワーク」と名称を変更し、「魂と意識の成長・進化」をテーマに「ホロトロ
ピック・センター」構想等を掲げ、科学技術評論、人材開発論にも健筆を振るう。

著書に「“あの世”の科学、“この世”の科学」「般若心経の科学」「宇宙の根っこ
につながる瞑想法」等がある。

実は数年前、天外伺朗さんのレクチャーに行った事があり、第一印象は仮面ライ
ダーに出て来る“地獄大使(←だったと思う。多分(笑))”。その時はかなり期待
していたのだが、何だかツマ~んな~い。もう2度目はないなと思い込んでいた。
だが、その時にもらったマハーサマーディ研究会の資料は捨てなかったんだよね。

そして2005年、自分が瞑想するようになってから、改めて彼の著作やメッセージ
等を読んでみて、すっごーい人なんだとわかった。天外伺朗というペンネームは、
手塚治虫の漫画「奇子」を読んで、その響きが気に入ってつけたそうで、自著を
出す時、正式に手塚さんに許可を取ったそうな。何より手塚治虫は天才なんだ
と思う。

結局、物事はその時の自分のレベルでしか理解できないんだなぁと実感。天外
さんのレクチャーがツマんないのではなく、私の意識レベルがあまりに低すぎて
追いつかなかっただけの事なのだ(号泣)。

それに何より、天外さんが三浦半島に設立した瞑想センターの名称が、ぬわ~
んと「慈空庵」だよ。禅僧・松原泰道さんが命名したらしい。思わずうわーーっと
のけぞった。瞑想センターの名前に“空庵”が入るとは、コレいかに(笑)!?

天外伺朗さん、改めて要チェックですぅ。
20051002

 
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