パーミション
矢野惣一さんの本「幸せの流れに乗る方法」は、自分を見つめ、
無理なく自分らしさを発揮させるための心理学的な手法を、たく
さんの可愛いイラストと共に、わかりやすくご紹介してくれて
いるステキな本です。
その中で、「パーミション」という方法がありました。
なりたい自分になるために、「アファメーション」という「私は
~できる」というような、肯定形の「断言」をする方法はよく
知られていますが、「パーミション」というのは、「~しても
良い」という「許可」なのです。
アファメーションの落とし穴は、今できていない事を「~できる」
と断言してしまう事により、自分の現状を否定する事になるので、
抵抗が生まれて余計できなくなってしまう、という事があります。
「私はほっそりナイスバディ!」とアファメーションすればするほど、
心の中で「今はデブ。今はデブ。あぁ~~~っ!」と思って
いる訳ですね(笑)。
自分が自分らしく生きられないのは、
「自分にはこんな事はできない」という後ろ向きの“思いこみ”と
「自分はこういう人間でなければ」という誤った“セルフイメージ”。
この思いこみとセルフイメージを外すのが「パーミション」。
「私は~しても良い」という自分自身への許可なんですね。
「~しても良い」だと、やるやらないは本人次第。
だから「自分のやりたい事だけが現実になる」のです。
「細くならなきゃ」では苦しくなります。
ならなきゃ、でもなかなかできない。できない自分を責めて、
ますます苦しくなるのです。
でも、「細くなっても良い」だと、何か楽ですよね。
「なってもならなくてもいい。じゃ、せっかくだからなって
みるか~。 それにはどうしよう? こうしてみようかな。
あれ? いつの間にか細くなってる!」みたいな(笑)。
矢野さんは、サラリーマン時代に、
・私は自分の事を愛しても良い
・私は自分の情熱に従って生きても良い
・私は就きたい仕事に就いても良い
というパーミションを紙に書いて毎日読んだら、2ヶ月後、
全てが実現したそうです。
「~しても良い」という自分への許可。
ぜひ試してみて下さい!
/恒吉 彩矢子