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「この中に矯正下着つけてる人いる?って言っても、誰も手を上げないよね。もう今日
から止めなさい。本当に怖いんだから」と彼が言うと、会場がザワめいた。実は、1人
くらいはいたんじゃないだろうか。

昔、イタリア語を習っていた時、22歳上のセレブ系元主婦Aさんと11歳上の出版社に
勤める男性と仲良くなった。そして、3人で「ウンディチ(Undici:11という意味)の会」
というのを作り、都内のイタリア料理屋を食べ歩きした事がある。今思えば、このセレ
ブ系元主婦のAさんが、広~い自宅を矯正下着の講習に解放していた。

何十万もする下着が売れると聞いて、キョトンしている私に「未空さんは若いから必要
ないのよ」と笑われたが、その時、たとえ私が歳を取ったとしても、そんな高価な下着
をつけるワケないなと予感していた。その予感は見事にBINGO(笑)。

そもそも何で、そんなに高いのかが理解できない。矯正下着は「ボディスーツ」と呼ばれ、
その人の体に合わせて作る完全オーダーメイドだから、高いのだという。私はずっと
“強制”下着と思っていたくらいだ(笑)。

最近、ブラで胸を締めつけてると、20%計算力が落ちるという実験結果が出たそうな。
この結果を発表したのが、大手下着メーカーのワコールだという。私の知り合いに、
10代の頃から「胸の形が悪くなる」という理由で、お風呂に入る以外はブラを外さない
という人がいた。もちろん寝る時もつけたままで、却ってつけてないと落ち着かない
そうだ。そうかと思えば、家に帰って来た瞬間、ブラを外すという人もいる。

胸を締めつけて落ちる能力とは、多分計算力だけはないはずだ。普通のブラで20%
なら、矯正下着はどうなるのか? きくち体操の菊池和子先生も、「矯正下着なんて
つけてちゃダメよ。体の感覚を麻痺させてくだけなんだから。自分でガードルを作ら
なきゃダメなのよ」と叫んでたっけ(笑)。

私の元同僚が「前の会社で、矯正下着をつけてた女の子がいて、落ちたペンすら拾え
なかったんだよね。あと救急車で運ばれた人もいたっけ」と笑っていた。これは特別な
例かもしれないが、事は深刻で、決して笑い話では済ませられない。というのも、矯正
下着をつけていると気が全身に巡らないので、顔色が悪く、声も小さくなり、生命力を
著しく低下させてしまうと聞いたからだ。考えただけでも恐ろしいではないか。

あるTV番組で今、話題になっている飲むだけで痩せる「●イ●ロダイエット」について、
専門家が意見を述べていた。必要な栄養素は摂れているというが、本来栄養というのは、
食べ物から摂取し、歯でしっかり噛んで、顎を鍛え、その刺激が脳に繋がる。食べ物は
消化器を通って、必要な栄養は血液と共に全身に送られ、カスは排出される。飲むとい
う行為だけで咀嚼なしというのは、体に栄養を摂り入れた事には決してならないと力説
していた。私も同感だ。

セレブ系元主婦のAさんは、今でも矯正下着の講習に、あの広~いペントハウスを解放
しているのだろうか? ボディスーツとは一生縁がないであろう私は、今日も「Molto
Buono(とってもおいしい)」と言いながら、食べ物の恵みに感謝し、咀嚼し続けている。
20050922

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