出場者同士がギスギスしない素晴らしい大会「カンナの薄削り 全国削ろう会」

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静岡・御殿場在住の炎の宮大工コト武藤さんからMailがきた。「大変永らくお待
たせ致しました。削ろう会のポスターができ上がりました。関心のある方は武藤
千秋のサイトをご覧下さい」との事→
http://www1.plala.or.jp/chiaki/

昨年の4月、武藤さんは「カンナの薄削り 全国削ろう会」厚木大会に初参加した。
こんな大会があったなんて! 私は初めて知ったよ。何でも今年で17回目を迎える、
結構メジャーな大会で、過去にもNHK等で放送されるなど、知る人ぞ知る世界なん
だそうな。

「削ろう会」とは、様々な道具を使って、多数の匠達がいかなる方法で、木をより
美しく削り取るかを魅せる会。この他、削り華を使った照明器具や模型飛行機等
の製作活動をしているサークルや、カンナ屑や削り華を使ったアート(?)に関心
のある方の参加も期待するところだそうで、参加資格は国籍、性別、年齢、職業
は問わない。主な道具として、ノミ、カンナ、斧、鉈、チョウナ、鋸、ナイフ、チェン
ソー、錐、サンドペーパーetc. 特に変わった方法での木削りは大歓迎!

厚木大会は多くの出場者があったため、結果を掲示する場所の関係上、10ミク
ロン以下は削り華として掲示、10ミクロン以上はカンナ屑扱いでダメ! 450人
余りの出場者の中から掲示されたのは、わずか20人足らず。1~3位の発表が
ある訳でもなし、表彰される事もなし、場内アナウンスされる事もなし。
それゆえに、出場者同士がギスギスしない、素晴らしい大会だったそうな。

ちなみに、武藤千秋さんの記録以上を出した人がいなかったそうで。ってコトは・・・
結果! もしかして??  日本一??? 写真記者からインタビューをされたり、
「削っている所を撮らせて下さい」なんて言われた武藤さんは照れちゃって、
このーこのー(笑)。なんてたって全国の腕自慢が集まる大会なんだから。

私は台東区・谷中に生まれ、遊び場が神社やお寺の境内だった。小さい頃は
近所に提灯屋さんや、墓石の名前を入れる職人さん等がいて、何気に覗いて
たっけ。自分が超不器用なせいか、職人の手仕事には尊敬の念と同時に
憧れもあり、ついつい魅入ってしまうんだよね。匠=ほんまもんはいつ
だってカッコイイ。武藤さんも「いい仕事してますねぇ」の方なんですよ。
今年もまた優勝候補でしょ。

本当にアンビリーバボー&ワンダホーな宮大工さんなのだ。もう絶対応援
しちゃうぞーっ。顔晴れ顔晴れ、武藤さん! フレーフレー、千秋!
20050721

ナマ拳、その他のスケジュールはこちら

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