ココロのお休み処“空庵”は「第45類」に商標登録済み
日本は税金が高いから、海外にある会社だけ残し、後は本社を始めとして、各支店
までも一緒になくそうと発言する社長がいる。「お金は孫の時代になっても、使い
切れないくらいある」と公言しておきながら、だ。いきなりリストラされる従業員は、
どうなろうとお構いなし。みんな生活がかかっているのに(泣)。
家計と会社のお金が一緒で、残高がいくらあるのかもわからずに、自分の遊び金
である接待費だけは膨れ上がり、財政は火の車。おまけに業績も悪いetc. 未空
父は現役時代、「バカな大将、敵より怖い」とよく言っていた。サラリーマン
人生の中で、よっぽど身につまされていたんだろう。社長になってから、別人の
ようになってしまったという話も聞く。やはり社長という甘美な響きには、得体
の知れない魔物が潜んでいるのだろうか? 以前、1人起業している30代の男性
から、「未空さん、僕達は従業員の毎月の給料を考えなくて済むだけでも、イマ
ドキ恵まれてますよ」と言われた事がある。確かに。
美老庵・師匠を始め、太極拳のS先生や年上の友人など、私の周りには自営業が
多い。師匠は「上司がいない代わりに部下もいない。管理する事も管理される事
も放棄した仕事人生です」と言ってたっけ。空庵は間違っても会社組織ではない
ので、私は社長ではない。だが、代表ではある。
ちなみにココロのお休み処“空庵”は第45類に商標登録されており、例えばファ
ッション情報の提供、新聞記事情報の提供、結婚または交際を希望する者への
異性の紹介(笑)、婚礼(結婚披露を含む)のための施設の提供、葬儀の執行(笑)、
墓地または納骨堂の提供(笑)、施設の警備・身辺の警備、個人の身元または
行動に関する調査、占い・身の上相談、家事の代行、衣服の貸与、祭壇の貸与(笑)、
火災報知機の貸与・消火器の貸与、家庭用電熱用品類の貸与(他の類に属する
ものを除く)、動力機械器具の貸与、風水力機械器具の貸与、装身具の貸与には、
“空庵”の名前が使えない。
今後、空庵をどう生かし、展開していくかは模索中だが、国籍、性別、年齢等
は一切関係なく、お互いの存在が、真の意味での支えになるような、そんな
ネットワークを作っていきたい。急激に親しくなるのではなく、じわじわと
それぞれの人間が持つ、素晴らしい存在感が伝わってくるような、言わば
スルメのような関係を目指している。そして、私は社長にはならないし、
なれない。それでいい。それがいい。