シャトルバス●命!
私は出張などで、駅から遠いホテルに泊まる際、シャトルバスを見逃さない、
決して! 断じて! それはなぜか? 方向痴呆だから。あえて方向音痴
ではない。すでに痴呆のレベルなのだ。地図を読めない女=未空(笑)。
昔、ハゲワシ社長の思いつきで、本屋に飛び込み営業をさせられていた頃、
炎天下の中、都内にある書店を「ぴあMap(←超懐かしい(笑)」でこまめに
チェックしながら、一人で周っていた。新刊を含め、常に6~7冊の書籍を持ち
歩かなければならなかったため、それ用に買った黄緑色の大きなバッグは、
肩にズッシリとくい込み、ハンパない肩こりに、身も心もボロボロだった・・・
ある日、兜町で迷子になり、地下鉄の駅がわからなくなった。手元の地図を
クルクル回していた時(←地図の読めない女の典型的な行為(笑))、それを
不憫に思った親切なおじいさんが声をかけてくれた。
そのおじいさんがちゃんと教えてくれたにもかかわらず、堂々と逆方向に歩い
て行くバホな私。すると、おじいさんは慌てて追いかけて来てくれて、わざわざ
地下鉄の駅まで連れて行ってくれたのだ。
そして、改札で大声を上げ、「その地下鉄に乗るんだーっ。それだ、目の前の
電車だ。早く早く!」と思いっきり大きなリアクションで、指差してくれた。かなり
こっ恥ずかしかったが、私は丁寧に頭を下げ、姿が見えなくなるまで手を振って
いた。今思えば、おじいさんは神の遣いだったのだ。
こういう体験は数知れず。San Diegoで最初に覚えた英語は、「Could you tell
me way to the~」の構文だった(笑)。とにかく見知らぬ土地は、人に聞くのが
一番早い。そして、シャトルバスは命綱。決して見逃してはならない、Never×100!
次回の地方出張は群馬。もし、オレンジのスーツケースをガラガラ引っ張って、
地図をクルクル回してるバホな女がいたら、それはほぼ間違いなく、私ですっ!
群馬の皆さん、どうか、どうか救出してやって下さいね。マジでそこんトコ、4649(笑)