続・“ハイチのマザー・テレサ”須藤昭子さん
番組の最後に、国谷キャスターが「80歳を過ぎて、引退を考えた事は
ないのですか?」と聞くと、須藤さんは「職業には引退がありますが、
私のは生き方ですから。生き方に引退はないんじゃないでしょうか」
と答えたのが印象的で、思わずグッときた(号泣)。
確かに、生き方に引退はないもんね。こんな事をさらりと言える須藤
さんには、マザー・テレサと同じく強靭な精神力を感じる。
マザー・テレサは言う。「暗いと不平を言うよりも、あなたが進んで
明かりをつけなさい」と。そして、「自分のしている事は、信仰(真の愛)
に基づいて、今この時に、一番助ける必要のある一人一人を、助け
ている(愛している)のにすぎない」と。
「ハイチは私の第2の故郷。一刻も早く国に帰り、患者や仲間達と
国の再建のために働きたい。そして、世界の人々には長い目で
復興を見守ってもらい、力を貸し続けてもらいたい」という須藤
さんは、残りの人生をハイチに捧げる決意を固めている。
仕事という枠を超えて、生き方にまで高めていく、まさにミッション
の人だ。その存在そのものが、あまりに崇高で神々しく、TV画面
が一瞬、輝いて見えた。こんな素晴らしい日本人がいるんだね。
須藤さん、私と出会って下さって、本当にありがとうございます。
「生き方に引退はない」
仕事を超えた生き方。私は私の生き方の土台創りに励みたいと思う。