イエス・キリストが生まれた日は、12/25（←実際は違うらしいけどね）
Xmasだけど、お釈迦様のBirthdayはいつでしょ？　そう聞かれても、
知らな～いと答える日本人は多いと思う。

今日、4/8は花祭り。お花見じゃなくって、お釈迦様の誕生を祝う日
なんだよね。お釈迦様は2,500年ぐらい前の4/8に、北インド・ルン
ビニの花園でお生まれになった。

生まれて間もない赤ちゃんなのに、七歩も一人で歩いちゃって、右手
で天を指し、左手で地を指し、「天上天下唯我独尊（てんじょうてんげ
ゆいがどくそん）」って宣言しちゃうんだよね。スゴッ（笑）。

その姿を表したのが上の写真。花祭りと呼ぶようになったのは、
明治以降の事らしく、「灌仏会（かんぶつえ）」「降誕会（ごうたんえ）」
「仏生会（ぶっしょうえ）」「浴仏会（よくぶつえ）」とも呼ばれ、日本へは
7世紀頃、中国から伝わって、寺院の行事として行われてきたんだとか。

花祭りでは、お釈迦様に甘茶をかけるんだけど、これはお釈迦様の
誕生を喜び、天に9匹の龍が現れて、甘露の雨を降り注いだという
故事にちなんだもの。

お釈迦様にかける甘茶は、飲めばまぁ甘いけど、美味しくないっす（笑）。
私はずーっと甘茶は、アマチャヅルからできていると思ったら、アマチャ
ヅルはウリ科の多年草で、葉っぱを噛むと甘いんだけど、この甘茶には
使わないんだって！　

現在、使われている甘茶は、アジサイ科のヤマアジサイの変種、「小甘茶
（こあまちゃ）」から作るんだそうな。年間の消費量は約50tで、長野や富山、
岩手県などで契約栽培されている。

甘茶の作り方は、9月頃に葉っぱを取って、水で洗って日干しにする。その後、
水を噴霧してから、筵（むしろ）をかけて発酵させる。筵に広げて、よく揉んで
から乾燥すれば、甘茶のでき上がり。

こうして手をかけて、そのままではやや苦いだけの葉っぱが、砂糖の数百倍
もの甘味のある甘茶に変化するんだとか。その甘みから、花祭り以外にも、
漢方薬の苦み消し、糖尿病患者の砂糖代わり、歯磨きの甘味、醤油の味
つけなどに使われているんだと。いやー世の中、知らない事だらけだわ。

とにかく、今日はめでたいお釈迦様の誕生日。手巻き寿司（←勝手に）
＆ケーキを食べて、盛大にお祝いだぁぁぁぁぁ～（笑）ってなワケで、

♪Happy Birthday Dearest SHAKA～ Happy Birthday to YOU～