紅い月
東京26:30近く。相変わらず健康な時は超深夜型(笑)。スタンドとPCの灯りを消すと、
辺りには暗闇が垂れこめる。そろそろ寝るかと思い、ふと窓の外を見ると「な、なんじゃ、
こりゃ」と思わず似てない松田優作をやってみた(笑)。すぐに携帯カメラのフォトライト
を点灯し、窓に近づいてみる。写るワケないか。やはり月だ。それも奇妙に赤い。いや、
紅いのだ。神々しい輝きではなく、生々しい。まるで臓器のように。それも動いて見えた。
一瞬だが、ううっと気持ち悪くなった。目をこすって、再度見つめてみる。胃カメラ(←未
経験)で覗いた時の胃壁のような赤。または臓物パックの中に含まれている黄身のよう
なモノ(←アレって、そもそも何?)。太陽が陽なら、月は陰だ。闇夜に浮かぶ眩いまでの
月のイメージは陰だが、その月にも陰と陽があるのかもしれない。紅い月をジーッと見つ
めていると、自分の中の臓器と呼応する気がする。特に心臓。不思議な感覚だなぁ。それ
にしても、どうしてこんなに紅いんだろう。科学的にはきちんと説明できるんだろうけどね。
こんな時間に、この月をどれくらいの人達が見ているんだろう。そして、どんな事を感じ
ているんだろう。友人にMailを送ろうかとも考えたが、真夜中なので思い留まった。昔に
比べ、格段に月を意識するようになった。これも自然な流れなんだろうなぁ。今日から、
エネルギッシュで活動的な牡羊座に入っている紅い月は、ほどなくして漆黒の闇に吸い
込まれていった。天体ショーはいつも突然に、私を感動の渦へと誘(いざな)う。やはり
「空はArtだ」by オノ・ヨーコ
♪今日のプチ肉体労働 コーヒー豆がちょうど切れててガリゴリガリゴリ(泣)。未空父はこだわって、いつもミルで挽くんだよねぇ。