石ころ
昔はそういう器用なマネ(?)ができなかったのだが、今は外で読む本=外本(そとぼん←未空勝手に命名(笑))と、
家にいる時に読む本=内本(うちぼん←同じく)がある。外本は活字中心だが、内本はビジュアル系が多いような。
先週末から読み始めている内本は、「パワーストーンBook」だ。その中に、「握薬」という治療法が載っており、
興味をそそられた。握薬とは、正式名称を「敷掌心法」という。薬味を手掌に乗せるだけ、あるいは握らせるだけで、
薬(の気)が身体に作用し、治療としての効力を発揮するというものである。このような治療に関しては、古くは
中国の葛洪(283~363)や呉尚先(1806~1886)の医学書にも、記述がある事が知られているんだと。ふーん。
李時珍の著した「本草綱目」の石燕(化石の一種)に関する記述によると、これは通常には、痔や下痢に効能が
あるとされるが、最も注目すべき用法は、雌雄があるとされる石燕各一片ずつを、陣痛に苦しむ妊婦の両手に
握らせた時に顕れるという。なんと、それだけで妊婦が苦痛から解放される、らしいんだよね。えっ、ホント?
でも、古典にはそう記述されてるらしい。不思議な話でしょ。実際に、石燕に薬の気があるのかないのかは
わからないんだけど、でも確実に苦痛から解放された女性がいたんだから、これこそが真実だよね。こういう
古典の智慧を、現代のお産の現場に生かせないんだろうか? いっくらだって、臨床データが取れるじゃんね。
人間の骨や歯の主成分であるミネラル「カルシウム」を含む、代表的なパワーストーンは「カルサイト(方解石)」だ。
治療薬としても古い歴史があり、漢方薬にも用いられている。実は、このカルサイトで作られた露天風呂に入った
事があるんだよ。その時は、特に何も感じなかったけど、何らかの気が出ているならば、それがある人にとっては
薬気となり、一方では邪気となる可能性だって否定できない。あるいは気ではなくて、何かの波動・微粒子・信号波
等が、身体に対して作用しているとも言える。おもしろそうだなぁ。科学的根拠はないんだけど、薬気に感応したり
反応する現象が、人間にはあるって事だよね。人体の未知の部分の研究が進むと、もっとアッと驚くような真実が、
ゴロゴロ出てくるんだろうね。まさに人体は、神秘のブラックホールだ! たかが石ころ、されど石ころ。
♪富山の空庵神社狛犬モデルの相方(笑) あまりに噛み合わない人・場で、空庵神社でお祓いを受けたいぐらい。マジ激疲れ。