クラウンTantan公演「クラウン・コンチェルト ばぁばの人形屋さん」
友人のパフォーマー、クラウンTantanの公演「クラウン・コンチェルト~ばぁばの人形屋さん~」
を見に行った。クラウン・コンチェルトはその名の通り、道化師達の奏でる協奏曲。クラウン劇団
OPEN SESAME附属のクラウンスクール「OPEN SESAME Clown Studio 9期生」の個性が繰り
広げるドキドキワクワクの90分の作品。私は昔っから、舞台系及び演劇モノとはご縁がない。まして、
クラウンのショーというのも初めてだ。ヨーロッパでは、地獄を見た者しかピエロにはなれないと
聞いた事がある。TVでお笑い芸人を見る度、人を泣かせるのは万国共通だが、笑わせるというの
は大変だなぁと思う。お国柄、民族性等によっても違うし、世代間の笑いの落差も大きい。私はロン
ブーって、全~然笑えないもん。しゃべるクラウンもいるが、基本的にはマイムだ。顔の表情や手の
動き、カラダ全部を使って、丸ごと表現する。これは至難のワザだ。私は裏方タイプなので、舞台系
だったら、雪を降らせたりする役だな(笑)。Tantanは、動かない人形役になったり、走り回ったり、
風船を膨らませたり、あやとりをしたり忙しい。小道具は重要だね。やはりパフォーマーゆえのオーラ
が出る人と、出ない人がいるのがわかる。恥ずかしさがあってはイケナイのだ。これはワハハ本舗の
柴田理恵が言っていたのだが、今回その意味がわかったような気がした。舞台に立ったら、もう楽し
くて仕方がない人じゃないと、パフォーマーにはなれないんだろうなぁ。クラウン然り。私には永遠に
ムリだわ。アっちゅー間の100分。別世界を見られておもしろかった。楽屋から出て来たTantanに
プレゼントを渡す。抱き合うと、全身汗でびっしょりなのがわかる(笑)。「メイクが落ちてきた~」
と言っていた。Tantan、昼と夜の2回公演は大変だけど、顔晴ってね。これからも応援してるよぉ!