こだわり
「ほら、今日はお祝いだからさ。私が出すよ」「えっ? いいよ。昨日も食べたし」
「じゃ、私一人で買うけど」「ガルルルルルル~」「でしょ(笑)。まぁ、イイからイイ
から」「それでは、お言葉に甘えて~っと。ワーイ♪ どうもありがとうございます」。
次回の仕事の打ち合わせを兼ねて、彼女の自宅にオジャマする。「食べる前に
写真撮らせて」「ちょ、ちょっと待ってよ」「えっ?」。すると、急にゴソゴソと押入れ
を開けて、テーブルクロスを持ち出して来た。「そこまでしなくてイイよ」「だって、
記念じゃん。ちゃんと残るんだからさぁ」。デザイン担当はこだわりのヒトでもある。
「カップもあった方がいいよね。紅茶にはミルクは入れない方がいいっか」「うん」。
携帯の画面を見つめながら、縦、横、斜めから撮ってみる。でき上がりを確認すると、
「ねぇ、このエクレアの存在が大きすぎじゃん」「ちょっくら黒光ってて、何気にゴキっ
ぽいよね(笑)」「正面はダメだな。プリンの脇に置いてっと。ちょっとお皿変える?」
「いいよいいよ。もうこれで十分。クロスを敷いただけで、全然違うもん、バッチシです」
「そう? じゃ、こんな感じでいいかな?」「撮って撮って。本日は先生、お願いします」
「Diaryはデジカメで撮ってると思ってたんだよね。だって、キレイじゃん。どうして月
が写るの? 何万画素ぐらい?」「???」「知らないの?」「どこに書いてあるの?」
「買う時に書いてあるじゃん」「ブンブン(←首を横に振る音(笑))。取説も読んで
ないし。でも、P251isはお気にだよ。デジカメでUPだったら、絶対続かないと思うし」
昨夜に引き続き、またもや高カロリーのケーキをパクつく。甘甘フワフワはブタの元
だけど、やっぱコレに限るわ。コージーの新作はおいしゅうございました。非常謝謝!