カキクケコ
「感謝・緊張感・くつろぎ・決断・好奇心」の頭文字を取って、カキクケコ。
華道家カリヤザキ氏の言葉だそうな。料理にサシスセソがあるように、人生に
カキクケコが大切だと、友人がMailを送ってくれた。本当にその通りだと思う。
まずは、Mailをくれた友人に「感謝」する。私は「コ(好奇心)」ばっかだなぁ(笑)。
彼女は先日、解剖実習に行って来た。「人体の勉強というより、倫理とか哲学
とか、心にもっと深く響くような、欲とか損得とかいうものが、すっかり抜けて、
すご~く真摯になる、そんな感じ。人生観にまで影響しそうなくらい。セラピストに
分類される人々は全て、体験すべきだと思う。治療家として、何かが変わるはず。
うまく表現できないけど」と結ばれていた。私が療術を勉強していた時、学校で
以前に解剖の見学授業があったそうだが、色々な問題があり、今はやっていない
という説明を受けた。私は昔っから血が苦手だった。警察24時は見れても、病院
24時は見れない。病院のアノ独特な消毒液の臭いを嗅いだだけで、体中の関節が
痛くなるのだ。人のお見舞いに行って、お見舞いされるタイプ(笑)。多分、解剖を
実際に見たら、その映像が生涯、目に焼きついて離れなくなるだろう。正直、怖い
のだ。小心者、臆病者未空。小学生の時、鮒やカエルの解剖をやったが、その
時は、子供の持つ残虐性がモロに現れたのか、女の子がキャーキャー騒いで嫌が
る中、男の子と一緒に実務(?)を担当してたっけ。今は刃物そのものが苦手だ。
年々、ネガティブなものが苦手になっていく。歴史上の悲劇や後々まで考えさせ
られらるような映画もほとんど見ない。結局、怖いんだよね。友人は本当に貴重
な体験をして、ますます成長したんだろうなぁ。私は自分のココロの小ささ、弱さ、
脆さ、危うさ、儚さetc.を解剖していきながら、じっくり見つめていこうと思う。
♪今日のNHKドキュメント「エルサレム~なぜ紛争が?」 英国は2枚舌ではなく、3枚舌だったのか。結局、昔から中東は超大国の犠牲なんだよ(泣)