ちょっとイイ話23
久々に地元と友人とグラスをかたむけました。ほろ酔い気分になりながら、
彼が教えてくれた話です。地元スーパーの食料品売り場での出来事です。
毎日夕方、決まった時間に来られるお客さんがいます。中年の髪の長い
派手な服装の女性です。ちょっと情緒不安定な方のようです。その方は、
食料品売り場に来ると、いつも決まった行動をしています。乱雑になった
商品を、せっせと並べているんです。毎日訪れ、毎日同じ事をしています。
理由はなぜだかわかりません。売り場担当の店員さんが、困ったあげく
店長に相談しました。「あのお客さん、いつもここに来て、商品を並び
替えているんです。他のお客さんの手前もありますから、店長からやめ
るように言って頂けませんか? ちょっと情緒不安定なお客さんみたい
なんです」。相談を受けた店長が一言、「お客さんにやめてもらうよう
話す前に、やる事があるんじゃない? 君達が注意して、並び替える事
が大切じゃないの」。素晴らしい店長さんです。「そうだねぇ、あのお客
さんには困ったもんだね。何とかしよう」と言ってしまいがちです。でも、
店長さんは、別の角度から解決策を提案しました。友人の話を聞きながら、
自分が店長であったなら、どういう行動をとったのか、その場で考え込ん
でしまいました。この店長さんの話は聞いているだけで、何かすがすが
しい気分になります。気になる事があるとすれば、その後の店員さんの
行動です。はたして売り場担当の店員さんは、どのような行動をとった
のか? 話を教えてくれた友人は、まだ「その後」を見ていないそうです。
♪今日のどうしたの?♪ 新潟にいた未空父が、眼帯をして帰って来た。左目にシャンプーが入って、炎症を起こしたらしい(泣)。気をつけよう!