寿命
雨の中、知り合いの息子さんが交通事故に遭い、午前中に病院に運ばれた。
父親はすぐに病院から呼び出され、警察からも連絡が入った。そして、夕方、
息を引き取った。ほとんど即死に近い状態だったらしい。享年18才。その夜、
前から私が、「先月のお祝い事のため、家族みんなに大盤振る舞いをする!」
と宣言をしていたため(笑)、いつも行く三ノ輪のお寿司屋さんに集まった。
たまたま、未空弟1号夫婦も休みが取れたため、思いがけず家族一同勢揃い
の賑やかな夕飯となった。未空父が田舎の知り合いで、91才になるおばあさん
も呼んでいた。彼女の人生は波乱万丈で、現在は1人暮らしだ。「早くお迎え
が来てくれないかしらねぇ」が口癖で、今日は大変不謹慎ながら、もしも命を
取り替えられるものなら、取り替えてほしいと思ってしまった。不慮の事故で、
18才で命を絶たれてしまった少年は、自分の将来にどんな夢や希望を持って
いたのだろう? かたや、1日も早く死にたいと願うおばあさん。私は家族
揃って、おいしいお寿司をお腹いっぱい頬張っている。もう一つの家族は、
今夜はお通夜で、明日はお葬式だ。人の運命って何だろう? 寿命は誰が
どこで決めているんだろう? おばあさんのいつもの昔話を聞きながら、
色々な事を考えてしまった。確実なのは、今の私はシアワセなんだという事。
これだって、いつどこでどうなるかわからない。18才の息子さんの御冥福を
を心からお祈りしたいと思います。合掌・・・
♪今日のラララ~ン♪ 友達がオーダーしてくれたハンコが届いていた。ペッタンペッタン。非常謝謝!