百合
家に帰って来ると、玄関に見慣れない黒のショートブーツがある。えっ? 今頃お客さんかな?
「あーーーっ、いらしてたんですか? どうもどうも。こんにちは。今回は色々とお世話になりま
した」。今回、一緒に白川郷に行った未空母の友人だった。お互い1人参加のびっくりバスツアー
で知り合い、その後もずっとお付き合いが続いている。「ひょっとして昨日だと思ったんだけど、
今日お誕生日だったのよね。これ差し上げようと思って」「うわーーーーーっ、キレイ! 寒い中、
わざわざここまで届けて下さったんですか(泣)?」「おめでとうございま~す!」それはあまりに
突然の花束贈呈だった。それにしても大きな百合の美しいコト。立派で艶やか、匂いもイイ~♪
彼女は百合が大好きなので、お嬢さんには「リリコ」と名付け、コレがまた私の高校の後輩だった。
おーっと、何たる奇遇?! やはりご縁があったのだ(泣)。未空母も私も、彼女を「ユリさん」と
呼んでいる。「ユリさん、本当にどうもありがとうございます。すっごーーーくうれしいです」「あら、
それはそれは・・・ 手渡しできて良かったわ。それじゃ、帰るわね。ホントにお誕生日、おめでとう!」
何て気持ちの優しい人なんだろう。ユリさんは未空母の2コ上だが、いつも純粋な心を持ち、素直に
感動し、まるで永遠の少女のようだ。友人からBirthdayカードやプレゼントが届き、最後は大きな
百合の花束まで! 私は何て幸せなお誕生日を迎えられたのだろう(号泣)。今日は全てに感謝だ!
♪今日のうるる~ン♪ 夜、新潟にいる未空父が酔っぱらって「お誕生日おめでとう! 家にいなくて
悪かったな」と電話があった。ちゃんと気持ちは伝わってるから大丈夫だよ。