このところ、宮本武蔵の有名な「五輪書」に始まって、雑学本を含め、剣の道を歩んだ人達に関する本を読んでいる。

武蔵は「仏神は尊し、されど頼まず」と言った。信じられるのは「腰の一剣」、ただそれだけ。やはり孤高の人だった。

「道」という字は、「首」と「しんにゅう」から成り立っている。首は人間を表し、しんにゅうは、行ったり来たりすると

いう意味があるそうだ。その「道の者」といえば、一芸に秀でた人、名人のことだが、人間が行ったり戻ったりして、

真理を見つける過程を「道」という説がある。私にとっての「道」とは何だろう? カウンセリング? 太極拳? 空庵?

恋愛(笑)?etc. これら全てを引っくるめたものこそ、「道」なんだと思う。私にしか歩めない「道」こそ、独行道なのだ。

残念ながら、「腰の一剣」と呼べるものは、まだないんだけど(号泣)。剣人から学んだ事といえば、生きる事に対す

る執着。というより「生き抜く」、または「生き伸びる」と言った方が正しいか? 彼らは、それしか問題にしていない。

最近、ここにフォーカスしていくと、実はとてもラクになれる事に気がついた。それが、この世に生まれた人間としての

本質だからだ。武蔵を始め、乱世の時代を生き抜くためには、手段を選ばなかった。人はともかく、生き残らなければ

ならない。そして、生き残ると同時に、自分を鍛え上げていかなければばらない。もちろんあの時代と今の時代は違う。

間違っても、私が剣を持って、目の前の敵と戦う訳ではないし、その一撃がすぐに自分か、相手を葬り去るような争い事

もない。でも、今だって形を変えた乱世だ。誰もが「道」に迷ったりしてないか? だとしたら、乱世を生き抜いた人間に学

ぶ事は多いのではないだろうか? 物事の、人の、本質を捉える事ができれば、今よりラクになれるはずだ。すぐに読ん

だ本に影響される超単純な私は、武蔵から生きる勇気と元気をもらっている(笑)。一歩一歩、私の「道」を歩いて行こう。

♪今日のココロ踊るコト♪ 必要な本は、手に入るようにできている。買うつもりなかったんだけど、やっぱそうきたかーっ。

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