クライアント中心療法を確立したカール・ロジャース
夕飯は例のコ汚い地下の店で、中華丼を頼んだ。ラーメン系のスープが飲みたかったのに、味噌汁
付きでかなりショック(笑)。
今日から新たな章に入ったセミナーでは、まずビデオを見る事になっていた。「クライアント中心療法
(Cliant centered therapy)」を確立した、カール・ロジャースの実際のカウンセリング現場を撮った
ビデオだ。もちろんクライアントも本物で、30分丸々写されている。
この人が有名なカール・ロジャースか? 30年くらい前のものなので、かなり古いが、動く彼を見たのは
初めてだった。とても貴重だ。
カウンセラーは、常に「受容・共感・傾聴」を心がけ、あくまでクライアントを中心に、カウンセリングを行うと
いうやり方は、今でこそ主流になっているものの、彼以前のカウンセリングは、あくまでカウンセラーが医者
のような立場で、クライアントを治療していくという考え方だった。ビデオの中のカール・ロジャースは、クラ
イアントの女性を前に、最後まで集中力を絶やさず、間の取り方も見事だった。
この間が待てずに、ついついしゃべってしまうカウンセラーが多い。私もそんな中の一人だ(泣)。一瞬、
このカールじーちゃんは寝てるんじゃないかと思えるくらい間をあけるが(笑)、最終的にはその間が
分かれ目となる。間を恐れてはいけないのだ。
常にカウンセラーは待ちの状態なのだという事を、改めて教えられたような気がした。カウンセリングに
は正解がない。王道もない。ただ個人に徹して、普遍に至る世界なのだ。この「間」を見習おう。良い
と思った事は、どんどん自分のカウンセリングに取り入れていこう。
まだまだ道は続く・・・
♪今日のいいコト♪ 思わぬところで、部屋の片づけが進んで、かなりイイ気分。部屋のあちらこちら
から、懐かしい物が出て来るもんだ(笑)