精神世界やスピリチュアル系の本を読むと、大抵

「起こる事は必然で、全てに意味がある」

と書かれていますよね。

確かにその通りなのですが、この

「意味がある」

という部分に必要以上にこだわったり、
とらわれたりすると、

ネガティブ・スパイラルにはまって
動けなくなる危険性があるんですよ。

実際、渋谷の駅前で気分が悪くなり、
やはりここは波動が悪いのか。

想念が歪んでいるのか。
憑依体質の私はやはり、
渋谷に来るべきではなかったのか。

それではなぜ、ここに呼ばれたのか。
この理由に囚われたまま、
駅前で佇んでいるより

「あっ、人間が多すぎて人酔いしたのね。
サッサと原宿方面に抜けて、
明治神宮で浄化しよう」

と行動した方が心身共に楽になりますよね。

これ以上、波動や想念が、とか、
憑依体質について考えなくても済む訳です。

ちなみに、これは30代の女性クライアント
さんの実話です。

国家試験を2年連続で落ちて、
昨年は2点、今年は1点だけ足りず、

結局不合格でした。

昔から自分は2と1という数字に
霊的な意味があると思っていて、

カバラ数秘術などを学んでいました。

今回も何か霊的なメッセージが
あるのでしょうか？　

いいえ、正直ないです。

あと1点取れば、
合格できるラインまで実力をつけたんです。

これは素直に頑張ってきた自分を
褒めてあげて下さい。

カバラ数秘術や霊的な意味などに囚われず、
今年の試験で間違った箇所をよーく見直して、

来年の試験に向けて今から勉強を始めて下さい。

ちなみに、これも60代の男性クライアント
さんの実話です。

ある霊能者に前世からあるブロックを
解除するセッションを受けた後、

家に帰って来たら、ドアの前になぜか
大きな石が置いてありました。

えっ、何でここにあるの？　

まだブロック解除が足りてない？

と不安になり、
すぐ霊能者に写真を送りました。

するとこの大きな石には過去の
様々な想念が封印されているので、

除霊した方が良いと言われ、
素手で触れず、

そのまま家の前に放置していたという、
これも40代の女性クライアントさん
の実話です。

根底にあるのはどれも

「何か意味があるのでは？」

と考えすぎて、次の行動にすんなり
進めなくなっていた事なんですよね。

精神世界やスピリチュアル系の事を
学べば学ぶほど、

起こった出来事の意味に
こだわってしまう傾向があり、

堂々巡りを繰り返したりします。
思考停止とも言いますよね。

起こる出来事に意味づけする時もあれば、

たまたまね、とやり過ごす時もあって、

いい・加減だと思うんですね。

「いい加減」ではなく

「いい・加減」

ちょうど良い湯加減のようなもの。

見えない世界を熱心に勉強していたり、
深く学びたいと思っている人ほど、

「起こる事は必然で、全てに意味がある」

というロジックに陥りやすい気がしました。

だから

「深い意味なんてない。
たまたまそうだっただけだよね。

そんな時も長い人生にはあるさ」

ぐらいに思えたら、
サッと切り替えが早くなって
ラクになれるかもしれないんです。

物事はシンプル・イズ・ベスト。

というより、

ベスト・イズ・シンプル。

ドアの前の大きい石は除霊するまで待つ必要なく、
ただ「邪魔」と動かすだけで片づきますよね。

子供のいたずらかもしれないし、
まして前世からのブロックなどに
結び付けなくてもいい。

今日はたまたま、
そんなオモロイ事がありました、
程度でO.Kだと思います。

何だかわからないけど、
いずれわかる時がくるなら、
それまでのお楽しみというコトで。

これぐらいの感覚でいると楽チンですよね。

「起こる事は必然で、全てに意味がある」

というのは正しい反面、
落とし穴にもなるので、

くれぐれもハマらないように。

いい・加減で。

その方が人生、
絶対にうまくいきます！！

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