タテの読書とヨコの読書
「横の読書」というのは、
自分が読みたい本なので、
好奇心の赴くままに、
広がり続ける方だ。
それともう一つ、
「縦の読書」は、
人間が長きに渡って、
読み継いでいるモノ。
例えば、聖書や論語、易経、
日本人なら古事記や日本書紀、
源氏物語など、いわば古典だ。
私は昔はヨコの読書専門だったが、
最近はタテの読書が
ジワジワと増えてきた。
織物は横糸だけでも、
糸だけでも完成しない。
その両方が合わさって、
美しい反物になる。
読書も同じで、
このタテとヨコを意識するだけで、
理解がグーンと深まるのだ。
古典はもちろん、
現代訳の読みやすいモノでO.Kだ(^_-)-☆
源氏物語関連の本を読んだのだが、
平安時代には、
まだお茶を飲む習慣がなく、
新鮮なまま食べられたのは、
野菜や果物、山菜くらい。
調味料は砂糖が普及せず、
醤油もまだなかったので、
「塩・酢・味噌」が三大調味料。
バリエーション、少なっ(ノ゜O゜)ノ
古典を読むと、
いかに現代人が種類多く、
色々な美味しい物を食べて
(添加物などの問題は、てんこ盛りだが)、
便利な暮らしに慣れているかを思い知る。
昔のお殿様より、
はるかに良い生活をしているワケで、
感謝も生まれるのだ。
2018年は是非、「タテの読書」の一冊は、
いかがだろうか?
「タテの読書&ヨコの読書」を意識すると、
奥の深~い世界に誘(いざな)ってくれますよ。