衝撃
今日の午後は、出張カウンセリングだった。クライアントと某JRの駅の改札口で
待ち合わせをして、トコトコ歩いていると、ちょっと太めのポールの上に座ってる
若い?男性がいた。危ないなぁとは思いつつ、たいして気にもとめず、階段を降りた。
通りを渡ると、上からヒラヒラと白い物が降って来た。下はバス通りだが、たまたま
車は走ってなかったので、良かったようなものの、一歩間違えば、大事故だって起こ
るよぉと思った。その直後、ドサッと音がしたので、何気に振り向いたら、今度は
人間が降って来た! あまりの衝撃に、私もクライアントも一瞬、言葉を失い、
何が何だかわからなかった。さっきの若い?彼だよ。間違いない。急に辺りは騒然
となった。私は携帯を持っていたにもかかわらず、119に電話ができなかった(泣)。
そこへ、自ら「ピーポーピーポー」と大声を上げ、チャリンコに乗った、まだ若い?
男性が通り過ぎる。これも衝撃的だった! どうも友達ではなさそうだ。ヤジ馬に
しては、あまりにヘンに冷静で「お巡りさーん、早くー早くー」と叫んでいる。
でも、私よりずっと気が利いてるではないか? すぐパトカーがやって来て、交通
整理を始めた。降って来た彼は、ピクリとも動かない。高さは、アパートの2~3階
くらいから、落ちたぐらいだろうか? しかし、仰向けに落ちて来たので、頭をモロ
に打っているはずだ。骨折だってしているだろう。出張カウンセリングに行って、
クライアントとこんな衝撃的な光景を、それも目の前で見たのは初めてだった。
とにかく、私達は目がまんまるで、黙って見てるだけ。しばらくすると、先ほどの
チャリンコの彼が戻って来て、なぜか私達の横で止まった。「彼は酔っぱらって、
そのまんま落ちて来たみたいです。命に別状はなさそうですが、意識はないようです」
とだけ言い残し、そのまんまサーッと走り去った。えっ? わざわざ報告しに来て
くれたの? 何のために? まぁ、わざわざご親切にと言うには、あまりに突飛な
彼の行動に、更に衝撃を受けた。ちょっとメンタルをやられてるかなって感じで・・・
出張カウンセリングに、ハプニングは付きものだが、あまりに衝撃的で、言葉を
失ってしまった。これも何かの気づきなんだよね、きっと! 事故に遭った彼の
無事を心から祈りたい。そして、何となく気になった、もう一人の彼にも・・・