仏教会騒然のアマゾン「お坊さん便」①
「僧侶の手配サービスチケット」をアマゾンで販売し始め、
その名もズバリ「お坊さん便」。四十九日や一周忌、三回忌
といった法要などの際、いとも簡単に「供養が買える」のが
メリット。価格は3万5,000円~、全国一律料金。クレジット
カードで決済できる。チケットを購入すれば、後は決めら
れた日時・場所、葬祭会場や墓地などに、手配された僧侶が
やって来て、お経を唱えてもらうだけだ。
今、全国各地にある7万7,000の寺院や墓地が、消えようと
している日本。地方の衰退、核家族化、日本人の死生観の
変化などが原因だが、結局は他のビジネスと同じく、
「関係性」の構築ができてないからなんだよね。
リアルで関係性ができているというのは、信頼の証しだ。
そんな既存顧客=檀家がたくさんいたら、「お坊さん便」
の“誰か”ではなくって、「“あなた”に来てほしい」って
いう指名がくるはずだもん。「お客様との良好な関係性」
が作れなければ、カンタンに価格競争に巻き込まれていく
のは、どの業種も業界も一緒だ。
だが、「関係性」というのは、一朝一夕ではいかない。
地道に積み上げていくものだ。「コツコツやってもなぁ
と思う前に、コツコツやれ。コツコツのその先に、
成功があるばい」という、佐賀のがばいばあちゃんの
言葉は真実だ。でも、コツコツにも変化が必要で、ただ、
続けるのではなく、変化しながら続けることが大事なんだ
よね。マンネリや惰性にならぬよう、コツコツコツコツ。
仏教会騒然のアマゾン「お坊さん便」
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/221102/021200166/?P=1