「蛇の道は蛇」の深~い深~い意味
夕方、大事な書類をポストに投函し、これで自分のやるべき事は
全て終わらせた。その後、肩の荷が下りて、気持ちがスーッと軽く
なった。やっと、やっと、終わったんだ。
もうあれこれと心配しなくてもいい。悩まなくていいんだ。それにして
も長かったなぁ。まさかこんな事になるなんて、夢にも思わなかった。
結婚式のスピーチではないが(笑)、人生の3つの“さか”、「上り坂・
下り坂・まさか」だ。寝耳に水を通り越し、寝耳に熱湯の連続だったが、
つくづく思い知ったのは、追い詰められた時に初めて、その人の本性
が露わになるという事。
トラブルは、その人の本性にスポットを当てる。まず、起こってしまった
事はしょうがない。だとすれば、このトラブルがなぜ、今このタイミング
で起きたのか? 天は何を学ばせようとしているのか?
これによって、自分の何を成長させようとしているのか? 問題が起き
た時こそ、自分を磨くチャンスであり、必ず気づきが得られる。今、学べ
る事は何だろう? どこから改善していけばいいのだろう?
そこからの教訓はどんな事だろう? 今、抱えている問題は、後に必ず
誰かの役に立ち、自分の魅力の素となるのだ。嫌な出来事やトラブル
が起こったら、まず色々な問いかけを自分にしてみるのが大切だと思う。
人生にムダな経験なんて、何一つない。経験をムダにする考え方が
あるだけ。これは真理だ。
そして今回、何より痛感したのは、「蛇(じゃ)の道は蛇(へび)」という諺
の深い意味だ。相談する相手を間違えれば、どんどんぬかるみにハマ
って墓穴を掘り、知らぬ間に自爆してしまう恐ろしさを学んだ。
修羅場をくぐった人間には、結末が見えており、世間知らずの甘ちゃん
達が無い知恵を振り絞り、よってたかって何とか抵抗しようとも、決して
敵うものではない。
そもそも最初から見ている風景が、視点が、全く違うのだから。ちなみに
「蛇の道は蛇」を英語では、「The wolf knows what the ill heart thinks」
となり、直訳すると、「狼は悪い心の考える事を知っている」となる。
日本語では蛇だが、英語では狼になってしまうのだ。知らなかったなぁ。
赤ずきんちゃんを始め、3匹のこぶたや7匹のこやぎなどでも、狼は
悪役だもんね。
世の中には、決して表に出る事のないスゲー人財がいるんだなと改めて
感心すると同時に、蛇の道は蛇、それも超一流のタイガースネークとの
ご縁に、心から感謝した。色々と親身になって頂き、本当にありがとうござ
いました。今後ともよろしくお願い申し上げますm(_ _)m