日本の街という街から、全てが消えゆく前に・・・
空庵事務所は基本、年中無休なので、定休日というものがない。だが、
会社に勤めていた頃とは違い、ブルーマンデーとも無縁なので、休日
がない事へのストレスは一切ない。
土日祝祭日はイベント出展の事も多く、今では曜日の感覚も薄らいで
いる。不定休となると、一人遊びが増えてくるのも自然の理。普段は
ほとんど一人行動なので、たまに友人や家族と出かける時は、相手
の行きたい所に合わせている。
別にムリをしている訳ではなく、そうする事で、自分の世界が広がる
からだ。これこそが人間関係の醍醐味であり、付き合う人の数だけ
ワンダーランドが開けていく。
私はお酒が全く飲めないので、Barより断然Cafeだ。ヨーロッパに
行った時、ロンドンの夜はPub全盛で、Cafeを探すのに苦労した
のを覚えている。パリでは夜遅くまで、Cafeは開いてたというのに・・・
San Diego時代は、Cafe巡りが趣味で、クーポン片手にバスを乗り
継ぎ、クラスで発表した事もある(笑)。最近は、外で一人でお茶
する時間は滅多にないのだが、そんな時はスタバのようなチェーン
店ではなく、レトロな喫茶店に入るようにしている。
例えば、荻窪のラーメン屋「丸福」のすぐ近くにある、「邪宗門」の
ような老舗の喫茶店だ。創業57年、こういう貴重な街並みが、全国
からどんどん消失している。
銭湯と同じで、一度失ったら、二度と作れないのに。すっごーーーく
寂しいよね。今も全国で多くの喫茶店が閉店を余儀なくされている。
知らない街を歩いていると、閉店して放置されてる喫茶店を時々
見かけるが、何だか哀愁が漂ってるよね。そして、更地になると・・・