なぜ、精神科はすぐに薬を勧めるのか? 答えは「大笑い!精神医学」の中にあり①
クライアントの方から、統合失調症(旧名・精神分裂症)や鬱病などに
関するお話を聴かせて頂く機会が増え、私も日々勉強中だ。イタリア
では、1978年に精神科医フランコ・バザリアの提唱により、精神病院
が廃止され、1998年には全廃になった。
一般の入院患者達は、病院から出され、町や家族の元へと帰された。
そんな中で精神病院から協同組合へと、変身を遂げたある施設の夢の
ような実話を基に作られ、イタリア国内で大ヒットした映画「人生、ここに
あり(Si puo fare)」については、2011年9月20日付のブログに書いた。
http://www.coo-an.com/blog/archives/14023
なぜ、精神科は心の病を治せないのか? なぜ、精神科はすぐに薬
を勧めるのか? なぜ、発達障害が最近、流行っているのか? 精神
医学のカラクリを暴露し、その理由を解明する医師生命を懸けた書き
下ろし、それが「大笑い!精神医学(内海聡著:めんどぅーさ〈イラスト〉:
三五館刊)」だ。これを読み出したら止まらなくなった。
出版社からは「マンガといっても、侮られては困ります。マンガが描か
れる背景に関しては、文章で説明を加えており、『精神科は今日も、
やりたい放題』では書く事のできなかった内容が、いくつも含まれて
います。つまり『精神科は今日も、やりたい放題』は告発本として、
精神医療の現場に即した形で書いていますが、その闇はあまりに
深く、その背景にあるものや業界裏話の更に、裏側までは書き切れ
ていないのです。
その点でこの本は、マンガという形態でわかりやすくお伝えするよう
努力していますが、精神医学とはどこまで根が深く、悪行を働いて
いるのかを改めて、徹底的に追及した本であるといえます」という
コメントがある。
国会では精神保健福祉法改正案、医療保護入院の要件緩和、
つまり精神科医と親族が一人でも了承すれば、誰もが精神病院
にぶちこまれてしまうという、世にも危険な法案が、与党の賛成
により可決へ。
政権交代後の日本は、一体どこへ向かおうとしているのだろう?