全ては「定命」
未空母の帯状疱疹、友人の卵巣嚢腫摘出手術の成功を祈って、
とげぬき地蔵尊の洗い観音をゴシゴシゴシゴシ。心を込めて、
巣鴨の神仏にお参りする。これはいつもの事だ。
たまたまネットのニュースで読んだ、骨格や筋肉の構造を研究した
新マッサージ「造顔マッサージ」で知られる美容家の田中宥久子
さんが、肺癌のために死去。享年67。女優の坂口良子さんが結腸
癌で死去。享年57。
見た目の若さ=健康=長寿ではないんだと実感した。友人の知り
合いで、夫婦でオーガニック食材を食べ、規則正しい生活をしてい
たのに、奥さんが癌になり50代で死去。旦那さんも後を追うように、
病気で亡くなった。
未空母の知り合いにも似たようなタイプの人がいて、やはり50代で
亡くなっている。独身姉妹の看護師さんだったような。かと思えば、
ヘビースモーカーでも肺癌にならず、80歳を超えて元気という人
もいれば、お酒が1滴も飲めない人が肝臓癌で若死になど、まさに
この世は「定命(じょうみょう)」だ。
寿命というより、私は仏教用語の「定命」の方がしっくりくる。未空母
も「定命って良い言葉ね。その通りだと思うから、ジタバタしてもしょ
うがない。食べたい物食べて、行きたい所に行くわ」と言っていた。
それこそが人間の真の姿だと思う。規則正しい生活をして、毎日手作
りした体に良い物を食べても飲んでも、病気になる時はなるし、健康
に無頓着な人がかえって長生きしたり、これこそ神のみぞ知るだと思う。
生まれてきた時にすでに、「あなたは何があっても〇歳までは生きます」
とインプットされて、この世に送り出されてきたと思っているので、私に
手遅れはない。それも含めて運命であり、全ては「定命」だから。
そのため、数年前から健康診断に行かなくなった。もちろん膀胱炎や
もーれん潰瘍のような痛みが伴う症状が出た場合は、即病院に駆け
込むが、特に自覚症状がなければ、わざわざ病院には行かないし、
毎年の健康診断も受けない。それが私自身が決めた生き方だ。
だって長く生きていれば、どっかしら何かしら劣化してると思うワケよ。
いつまでも新築の家はないのと同じで、劣化は自然現象。心も体も
諸行無常であり、変わる事だけが唯一、変わらない真実だから。
毎日、ごく普通に暮らしていられるので、体に良いからといって、タン
ポポコーヒーやグルテンバーガー等は食べず、カフェイン入りのコー
ヒーを毎日飲んでるし、元々肉食なので、ハンバーグが大好きだ。
健康に感謝しながら、自分の食べたい物を食べ、飲みたい物を飲み、
行きたい所に行き、読みたいものを読み、見たいものを見て、好奇心
全開でやりたい事をやる。うんうん、人生、これに尽きるよね(*^ー^)b
神様から頂いた有り難い定命、めいっぱいトコトン楽しませて頂きやす。