「きびだんご」と名づけられた北海道銘菓に秘められた深イイ話
遠くに住む友人が、節分に送ってくれた北海道銘菓「きびだんご」。えっ、
きび団子って岡山県の名物じゃないの?と思ったら、とても興味深い事
を教えてくれた。
“北海道銘菓として道民に親しまれてきた「きびだんご」は、岡山県名物
の餅粉やきび粉を使った羽二重餅の「吉備団子」とは全く異なる、北海
道独自のお菓子です。では、なぜ「きびだんご」という名前を付けたのか?
この名前は【事が起きる前に備え、団結して助け合う】から「起備団合」
として発売されました。北海道開拓にあたった屯田兵の携帯食に由来
した事から、北海道開拓時の助け合いの精神と、「きびだんご」が誕生
した大正12年に起こった関東大震災復興の願いが込められています。
誕生当時は日持ちと腹持ちの良さから、災害時用の非常食として重宝
されていました”との事。
へぇぇぇぇぇ~、事が起きる前に備え、団結して助け合う→起備団合だっ
たんだ(ノ゜O゜)ノ そんな深い意味があったなんて、まさに目からウロコ!
日本人は漢字・ひら仮名・カタカナを使い分けできる、地球で唯一の
民族だ。もし、これをアルファベットで「KIBIDANGO」と表記したとこ
ろで、このような素晴らしい物語は決して生まれない。
私がSan Diegoにいた時、同じクラスのヨーロピアンから、「自分の名前
を漢字にしてほしい」という依頼を受けた。彼はドイツ人で、2m近い大男
だった。ドイツパンを食べると、こんなにも背が伸びるんだろうか(笑)?
名前は「ハイコ」という。ドイツには刃物で有名なゾリンゲンがあるので、
ハイコのハは「刃(sword)」。彼の母親はお医者さんで、車はBMW
に乗っているという。おーっとBMWか、と思ったが、待てよ。ドイツ人
なんだから、単に国産車じゃん(笑)。
話を聞くとエリートの家系らしいので、ハイコのイは「威(proud)」、コは
背が超高いので「高(high)」。めでたく「刃威高」となり、彼に1文字ずつ
漢字の意味を説明すると、めっちゃ喜んで「いずれハンコを作るよ」とうれ
しそうだった。こういうスゴ技を駆使できるのも、日本人ならでは(*^ー^)b
ちょうどピッタリ1年間滞在したSan Diegoから、200%満足した上、かー
なーりーの右翼になって帰国した私。これからも日本人として、漢字の奥
深さを学んでいきたい。遠くに住む友人に感謝。いつもありがと(*^_^*)♡