ちょっとイイ話①
~夢~
和歌山のある村の小学校卒業生「6年8人組」は、宮沢賢治に興味を持ち、
是非とも卒業記念に、宮沢賢治を語ってくれる、ある女性の琵琶語りを
呼びたいという「夢」を描きました。でも、お金がない事を前提にお願い
してみました。その女琵琶語りは、ボランティアで是非、行かせてもらおう
と思いました。が、どうせなら子供達に達成感を味わわせたい。そんな
思いが起こり、そこで宿題を出しました。「そこまで行くための交通費等、
24万円を自分達だけで用意できますか?」。ここで、子供達は奮起!
~智恵~
子供達は「智恵」を働かせて、牛乳パックから紙を作り、チケットを
手作りして、一軒一軒の家を回って、買ってもらいました。ようやく
売れたのが数枚。子供達は落胆しました。でも、あきらめたくない!
~生命力~
子供達の「生命力」が、ムクムクと湧き出してきました。そして、
どうでしょう? 大人達を巻き込みながら、ついに予定の370枚の
手作りチケットは完売。念願のイベントは大成功に終わり、子供達は
貴重な達成感を体験をする事になりました。準備期間中に、子供達の
一所懸命な姿は、ある新聞に掲載されました。そして感激、激励の
手紙がたくさん届き、寄付金も40数万円集まり、大黒字のイベントと
なったそうです。子供達の姿を見て、校長先生を始め父母達は、
「子供達に対する意識が変わった」そうな。