3年ぶりにお電話を頂いたお客様
「それじゃ今、替わりますね」と言われた後、電話の向こうから懐かしい
声が聞こえてきた。思わず「お久しぶりです。お元気でいらっしゃいま
すか?ご無沙汰しております」と自然と声が大きくなっていく私。
初めてお会いしたのは5年前ぐらいだろうか。とある仕事で、私は倒れ
た方のピンチヒッターとして、その朝「どうしても穴があけられないので」
と頼み込まれ、急遽、現場に向かった。それ以来のお付き合いであり、
今までもお客様をご紹介して下さったり、大変良くして頂いている。
もし、あの時に誰かが倒れなければ、私がピンチヒッターを断っていたら、
このご縁はもちろん、その先のご縁もなかったのだ。本当に有り難いと思う。
沖縄に「いちゃりばちょ~で~」という方言があり、「出会った人は皆兄弟。
ご縁を大切に」という意味なんだとか。以前、美老庵・師匠に「私がこれか
ら先、一番気をつけなければならない事は何ですか?」と聞くと、「すで
に出会ってる人、これから出会う人と良い人間関係を築いていきなさい。
これが生きていく上での基本のキだよ」と教わった。
カラダと同じく、人間関係も新陳代謝を繰り返し、人間は一生のうち、逢う
べき人には必ず逢える。しかも一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に・・・
自分が付き合いたいと思っても、相手が離れていった場合は、神様がそう
判断したのだから、しょーがないと思っている。という事は今、付き合ってる
人達は、神様が「O.K牧場(*^ー^)b」してくれた人達なのだ(笑)。
そう考えると、全てが腑に落ちる。神様が“私に限って”のダメ出しをした人は、
それはそれは見事に引き離されていく=ご縁が切れる=護ってくれている。
この考え方がしっかりと腑に落ちるようになると、執着が減って、あきらめも
つく。「あきらめ」とはGive upという意味ではなく、変えられない現実を
「明らかに見定める」。眼(まなこ)をしっかり見開いて、事実を直視する。
相手が誰であれ、ご縁の続くところまでだ。そして、神様が“私に限って”と
選んで下さった「ご縁」を信頼し、大切にしたい。3年ぶりにお電話を頂き、
ありがとうございました。これからも末長くよろしくお願いしますm(_ _)m
巣鴨は菊祭りで、去年の菊人形は「金太郎」だったが、今年は日本神話で「桜の木の花が咲く」ように美しい女神とされる「木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)」の登場だ。