旅行や海外に行かれる方にオススメの「眞性寺」in 巣鴨
きっかけは先月、空庵事務所にいらして下さった方の「海外旅行
の心得などもお聞きしたいなぁと思います」というMailだった。
そこでふと思い出したのが、巣鴨地蔵通り商店街に入る前、信号
を渡った左側にある真言宗豊山派醫王山東光院「眞性寺」だった。
私の巣鴨お参りコースでは、最初に行く場所で、ここには「江戸六
地蔵尊」がいらっしゃる。大きな傘をかぶり、杖を持つお地蔵様は、
江戸の六街道の出入口に置かれ、旅の無事を祈るお守り役であった。
その他の六地蔵は、東海道の尊像として品川寺(第1番)、奥州街道
沿いの東禅寺(第2番)、甲州街道沿いの江戸三大閻魔の寺として
有名な太宗寺(第3番)、水戸街道沿いの霊巌寺(第5番)にある。
第6寺は廃寺となり、消滅した千葉街道沿いの永代寺にあった。
巣鴨は昔、中山道の出発点だったので、旅の無事を祈って、この
江戸六地蔵尊にお参りして出かけた。昔の旅は命がけだったので、
みんな真剣に旅の無事を祈ったのだと思う。
江戸六地蔵尊は座っているお姿だが、そばで見ると何気に大きい
のだ。その下の左側の方には観音様がいらっしゃり、子供をだっこ
している。その昔、隠れキリシタンは聖母マリアの代わりに、観音様
に祈りを奉げていた。私が憧れる慈愛に満ちあふれたお姿なのだ。
「眞性寺」の門は閉まらないので、夜でもお参りできる上に、ライト
アップまでされているという親切ぶり(笑)。旅行や海外に行かれる
前に、笠をかぶって杖を持ち、旅人姿の巣鴨・江戸六地蔵尊に、
お参りしてみてはいかがだろうか?
皆様の旅のご無事と、旅先で最大級に楽しめるよう、心からお祈り
しています(^_^)/~