戦後初の一般公開「三解脱門(国指定重要文化財)」in 増上寺
来年からの企画準備のため、丸々2日以上、巣鴨の空庵事務所に
籠りっきりで作業をしていた。超メンドい作業をやっとの思いで終わ
らせ、自分へのご褒美として、増上寺で11/30まで公開されている、
国指定重要文化財の「三解脱門」を見に行った。
その前に、ずっと気になっていたMy産土神社 in 西日暮里の「諏訪
神社」へ久々のお参り。おみくじを引いたら、見事に大吉! そのま
んま絶好調の勢いで、浜松町で降りて増上寺まで歩いた。
増上寺正面の朱塗りの門は、正式名称を「三解脱門」という。三解
脱門とは、「三毒(さんどく)」煩悩から「解脱(げだつ)」するという
意味で、仏教において克服すべきものとされる最も根本的な三つ
の煩悩「貪・瞋・癡(とん・じん・ち)」=「むさぼり(貪欲:とんよく)」
「怒り(瞋恚:しんに)」「愚かさ(愚癡:ぐち)」の三つの毒から離れ、
極楽浄土に入る心を作るための門だ。
1611年(慶長16年)、徳川幕府の助成により、幕府の大工頭・
中井正清とその配下により建立され、1622年(元和8年)に
再建された。東京都内でも最も古い木造建築物の一つ。
今回、戦後初の一般公開という事で、この朱塗りの門の楼上
(2階内部)に登って、「釈迦三尊像」「十六羅漢像」を見る事
ができる。平日とはいえ、想像以上に混んでいて、チケット
販売機の前では、使い方がわからないのか、渋滞していた。
入口の係は女性一人で、気になりながらも、持ち場を離れる
訳にはいかず、これは2人体制にしなきゃダメでしょ。且つ
楼上まではかなり急な階段を、ずっと登って行かなければ
ならない。足の悪い方やお年を召した方には、酷な環境で
あり、ハイヒールでは絶対来ない方がいいね。
やはりこういった仏教系の催事には、圧倒的にお年寄りが
多いので、階段を上るのも一苦労だ。「深層から心を変え
よう『唯識思想』in 東洋大学白山祭」の時のように、相変
わらず私がほぼ最年少だね(笑)。
なかなか上に進めないので、下で待ってる人達は、かなり
イライラし始めている。楼上は外から眺めるより、実はずっと
高い位置にあるんだよね。つづくーっ。