Book Crossing
「ブッククロッシング」という言葉を聞いたのは初めてで、とても興味を引かれ
たので、早速ググってみた。フリー百科事典「Wikipedia(ウィキペディア)」
によれば、「Book Crossing」は2001年3月、アメリカのロン・ホーンベイカー
とその妻・香織によって始められた、世界中の本を愛する人達による「世界中
の街中を図書館に」「本に世界を旅させよう」という非営利活動なんだとか。
読み終わった本や不要になった本を、売ったり捨てたりするのではなく、
BCID(Book Crossing ID)という固有のナンバーを付けて、世界中に
旅をさせるというもの。オフィシャルサイトによると、2008年6月現在、
およそ68万人のメンバーによって、約480万冊の本が登録され、
世界中を旅している。
また、日本での登録者数は2008年6月1日現在、およそ3,000人。
ブッククロッシングのウェブサイトは、2005年にウェビー賞(未空注※
「ウェビー賞〈THE webby AWARDS〉」は、国際デジタル芸術科学
アカデミー〈IADAS〉により、優秀な「ウェブサイト」「インタラクティブ
広告」「オンライン映画や動画」、そして「モバイルサイトやサービス」
に贈られる賞)を受賞した。
活動内容から誤解される事があるが、ブッククロッシングは本を買わ
ないという活動ではない。また、本をあちこちに置いて、放置すると
いうものでもなく、本を読む事をもっと気軽に、身近に楽しみ、本に
愛情を持ってもらう事を目的としている。
ブッククロッシングの「3R」は、「Read(読む)」→本を読む。
「Register(登録する)」→本の最初の持ち主が、会員登録
と本の登録(本の感想などを含む)をして、BCIDを取得。その
BCIDをダウンロードしたラベルに記入して、本に貼り付ける。
次に本を手にした人は、会員登録し、本の感想(ジャーナル)
等をHPに書き込む。
「Release(旅立たせる)」→ブッククロッシングゾーン、または誰か
が拾ってくれる場所に本を置く。もしくは直接、友人に本を手渡す。
本のリリース情報(本のリリース場所や時間)をHPのリリース
ノートに書き込むと、他の会員が本の所在地を検索できる。
2003年頃から、日本での登録が見られるようになる。東京都
目黒区にある書店COW BOOKSが、ブッククロッシングのサポ
ートを開始した事を機に、メディアでもこの活動が取り上げられ
るようになり、少しずつ参加者が増加した。2007年9月には、
広島県でブッククロッシングジャパン運営チームが発足し、
その活動は徐々に広がりを見せている。
「ブッククロッシング」の一例:フランスのリヨンにて(2006年)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:BookcrossingLyon.jpg
ふーん、そういう活動だったのか。でも、今まで見たコトないなぁ。
ある女性が友人に借りていた本を、電車に置き忘れてしまった時の事、
友人にその旨を告げて謝罪し、「本を買い直します」と伝えたところ、
その友人から「買い直す必要なんてないわ。あなたが読んで、あなたに
はもう必要がなくなったから、あなたの手を離れただけよ。その本は、
きっと必要な人の手に渡っているはずだから」と言われたという。
私も同感だな。そこでふと思い出したのが、2002年3月14日付の
「旅する本」だ。この本を是非、見てみたいと思った私には、きっと
必要な時が訪れれば、巡り巡ってくるのだろう。
改めてこのブログも含め、“空庵”が誰かの「旅する本」的な存在に
なれたらいいなぁと、真剣に思っている。
巣鴨に“すがもん”がいるかと思えば、池袋にはそこかしこに、“いけふくろう”(?)がいる。フクロウは、アイヌの守護神「コタンコロカムイ」として崇められ、古代ギリシャでは女神アテナの従者であり、知恵や学問の象徴とされる。フクロウの首が左右に180度回り、360度全方向を見渡せる事から、見通しがきく「商売繁盛のお守り」。フクロウ=不苦労、福籠という事で、苦労知らずで福が籠もる「幸福を呼ぶ鳥」。フクロウ=福路として、福路を歩む「旅の安全や人生の幸せに通じる鳥」など、いずれにしても縁起の良い鳥なんだよね。フクロウは猛禽類で肉食なので、みゅ~ちゃんの敵・・・と思ったら、↓こんなヤツがいて驚いたな~モ~(笑)http://www.youtube.com/watch?v=VuD3lGRt2DE