恩送り
あるお祭りでの事。
お祭りの会場に出かけて来たお婆さんが、
財布を落としてしまいました。
辺りを探しましたが見つかりません。
仕方なく、会場の事務局のテントに行きましたが、
財布は届けられていませんでした。
仕方なく、連絡先を書いて家に帰ったそうです。
すると、
数日後の事。
事務局の方が家まで訪ねて来られました。
財布が見つかったというのです。
お婆さんは、財布の中身を抜き取ると、
全額、事務局の方に渡したというのです。
「誰か、困っている人のために使って下さい」
と言って。
事務局の人は、
「せっかく見つかったのに、なぜ、そんな事をするんですか?」
と聞くと、お婆さんは、こう言ったそうです。
「恩送りですよ」
と。
ただ、それだけ。
「恩送り」とは、
恩をくれたその人に、恩を返さないで、
知らない人にその恩を回す事だという事。
昔から、日本にある考え方らしい。
/志賀内 泰弘(10年後の世の中を良くしようという「プチ紳士を探せ」運動代表、編集長)
「恩送り」という言葉は使わなかったが、未空父&母からいつもこんな
話を聞かされていた。「自分達が親にしてもらった事を、もう亡くなった
親には返せない。だから、あなた達にしてるだけなの。これは順番。
そして、あなたもそういう事ができるようになったら、自分の子供や
お世話になってる人達にお返ししなさい」と。
そっか、「恩送り」というのは、昔から日本にあった考え方だったのか。
プチ紳士を探せ運動は「できる人が、できる範囲で、できる時に」だという。
やっぱ基本はコレだよね。このメルマガは以下のように結ばれていた。
「恩送り」でも、
「プチ紳士」でも、
呼び方は何でもいいのです。
思いやりでいっぱいの世の中になる事を祈って。
コツコツ。
コツコツ。
♪うわっ、みゅ~ちゃんの丸焼きだぁ(笑)。イマドキの炭グッズは種類が豊富だね。