身近に迫ってきた実録!オレオレ詐欺
時代はすでに、オレオレ詐欺から金属ドロボーに移ったかと思いきや、まだまだ
地道な活動(?)で根強く居残るオレオレ詐欺。被害者のMさんは最初、オレオレ
詐欺はこれだけ世間で騒がれているし、手口も知られているんだから、私は大丈夫
と思っていた。だがしかし、実際自分の家にかかってきた時はさすが慌てふためき、
決して他人事ではないと自省していた。ある日の午前中、麹町警察署から電話が
かかってきた。実録オレオレ詐欺物語は、ここから始まる。
警察 「もしもし、Mさんのお宅ですか。実は息子のNさんがですね、しでかしてくれたんですよ」
Mさん 「Nがですか? 何をやったんですか?」
警察 「カメラ付きの携帯でね、盗撮ですよ、盗撮」
Mさん 「ほ、本当ですか? それは申し訳ございません。Nはそこにいるんですか?」
警察 「はい、いますよ。今、代わりますから」
Mさん 「Nなの? 本当にそんな事したの?」
Nさん 「ううっ、お母さん、ごめんね。ごめんね(←ずっと泣きじゃくっている)」
Mさん 「泣いてたってわからないわよ。あなた、本当にNなの?」
Nさん 「そうだよ」
Mさん 「だったら、生年月日を言ってみなさい」
Nさん 「19〇〇年〇月〇日」
Mさん 「あら、本当にNだわ。どうしてこんな事したの?」
Nさん 「ううっ、お母さん、ごめんね。ごめんね(←ずっと泣きじゃくっているAgain)」
警察 「お母さん、間違いなくNさんでしょ。盗撮は犯罪ですよ、そこでですね」
Mさん 「もう一度、息子に代わって下さい」
Nさん 「ううっ、お母さん、ごめんね。ごめんね(←とにかく泣きじゃくったまんま)」
Mさん 「N、お母さんの名前を言ってみなさい」
Nさん 「ううっ、うっ、ううっ・・・」
Mさん 「泣いてたってお母さんの名前ぐらいわかるでしょ」
Nさん 「ううっ、うっ、ううっ・・・」
Mさん 「N、お母さんの名前を言ってみなさーーーーーーーいっ(←絶叫)」
チンっ・・・ 電話が切れた・・・ 本人の生年月日は免許証などで確認できるが、
成年の親の名前はどこにも載っていない。これはいい撃退方法だと思った。
考案者(?)のMさんは、とっさに浮かんで、とにかく必死だったと言う。
オレオレ詐欺はまだまだ続く・・・許せないっ!
♪観光地に限らず、初めて訪れる街をプラプラお散歩するのが大好きだ。ゴルフ系の何か、練習場?かと思いきや、リサイクル資料館なんだって。こういう発見ができるから楽しいんだよね。