やわらぎ日記
各駅停車でようやく辿り着いた「郡山」では、風花が舞っていた。さすがは東北。
ここから1時間に1本(2時間に1本の時もある(笑))しか出ていない磐越東線
(ばんえつとうせん)に乗って、最終目的地「三春」まではたった12分。梅と桃
と桜が一緒に咲くという土地柄、この名前がある。何てステキな所なんだろう!
「三春」に着くと、タクシーで10分くらいで「やわらぎの湯」に到着。ちょうど
1000円だった。チェックインはお昼の12時のため、フロントはごった返していた。
まず宿帳と一緒に渡されるのが問診票。最初の質問はズバリ「あなたの病気は
何ですか?」だった。隣の人をチラッと覗くと、胃癌と書いていたので、この質問
を空白でいられる自分がとても幸せだと思った。
全館禁煙でスリッパ禁止のため、みんな裸足、または靴下を履いている。岩磐浴
の際には専用のゴザが必要となり、これは貸出しをしていないので、700円で買わ
なければならない。次回からは、このMyゴザを持参する。
今回、私は本館の個室(和室畳部屋)を予約し、朝夕2食付で1泊9600円。もちろん
これは消費税、入湯税込みの金額だ。宿泊しなくても、1500円の日帰りコース
(AM8:00~PM5:00)があり、県外からも毎日たくさんの人が訪れている。
霊泉「やわらぎの湯」の岩磐浴は、直接、地球の内部から放出している天然の放
射能ラジウムを浴びる事ができる施設であり、秋田の玉川温泉と同じように考えて
いいと思う。ただ玉川温泉とは違い、室内で岩磐浴ができるので、雨や雪が降っ
ても全く心配ないところがうれしい。
入浴方法は、ラジウム線の濃度が強いため、1回40分以内。2回目は上がってから
5時間経たないと入浴できない。岩磐浴の後、ラジウム温泉に入るのだが、お湯の
温度が43度に設定されているので、30分以内が目安だ。とにかく大量に汗をかく
ので、ペットボトルに霊水を入れ、ゴクゴク飲み続ける。
私の肩こりはハンパじゃなくヒドいので、できるだけ治して帰りたかった・・・(号泣)
♪「人の物と間違えないように、大きく名前を書いてね」とフロントのおばさんに言われたので、デカデカと書かれた未空専用ゴザ。赤いゴムもセットで付けてくれ、岩磐浴の後は、部屋の外の専用トレイに立て掛けておく。気分は夜鷹だ(笑)。∴廊下のゴザがない=みんな岩磐浴にGone、となるワケだ。