辻占
フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」によれば、「辻占(つじうら)」とは、
日本で行われた占いの一種である。
元々の辻占は、夕方に辻(交叉点)に立って、通りすがりの人々が話す言葉の
内容を元に占うものであった。この辻占は万葉集などの古典にも登場する。
類似のものに、橋のたもとに立って占う「橋占(はしうら)」がある。夕方に行う
事から「夕占(ゆうけ)」ともいう。偶然そこを通った人々の言葉を、神の託宣と
考えたのである。
辻は人だけでなく、神も通る場所であり、橋は異界との境をなすと考えられて
いた。京都・一条堀川の戻橋は、橋占の名所でもあった。
大阪府東大阪市の瓢箪山稲荷神社で、今も行われる辻占は、通りすがりの
人の言葉ではなく、その人の性別・服装・持ち物、同行の人の有無、その人
が向かった方角などから吉凶を判断する。
まず御籤(おみくじ)で1~3の数字を出し、鳥居の前に立って、例えば御籤で
2が出れば、2番目に通った人の姿などを記録する。その内容を元に、宮司が
神意を伺うのである。
江戸時代には、辻に子供が立って御籤(これも一種の占いである)を売るよう
になり、これも辻占と呼んだ。前述の辻占とは独立に発生したもので、直接の
関係はない。
更に、辻占で売られるような御籤を煎餅に入れた辻占煎餅(フォーチュン・クッ
キーはここから派生したもの)が作られ、これの事も辻占と呼んだ。
それにしても「辻占」の意味というか、応用範囲の広いコト。これには驚いたが、
もっとビックリしたのがフォーチュン・クッキーのルーツって、辻占煎餅だったの(笑)?
私がフォーチュン・クッキーという物を知ったのは、San Diegoのチャイニーズ・
レストランだった。クッキーを食べたら、いきなり紙が出てきて何、コレ?と思っ
たのをよく覚えている。でも発明したのは中国人ではなく、アメリカ人だって
聞いたゾ。でも、今の日本で辻占煎餅なんて、どこにも置いてないじゃん。
辻占煎餅って、何か楽しそうだなぁ。どなたか作ってくれませんか(笑)?
♪地上145mから下を覗き込む、東京タワー名物の「ルックダウンウィンドウ」はTVで知っていたので、是非覗いてみたかった。友人は断固拒否(笑)。本当はタワー最上階の特別展望台(250m)まで行きたかったんだけど、エレベーター待ちで30分というので、今回はあきらめた。ちなみにパリのエッフェル塔は320mなので、昭和33年の開業以来、333mの東京タワーは自立鉄塔としては、世界一の高さなんだね。Congratulations!