足なし禅師・小沢道雄

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「足なし禅師」と呼ばれた小沢道雄さんは、
第2次世界大戦後、シベリアに抑留された時に
凍傷で両足を失います。

帰国する途中に、置き去りにされるという目に遭いながらも、
やっと故郷に帰って来たのですが、
27歳の小沢さんは、「こんな体になって」と
死にたいという気持ちにどうしても傾きます。

そんな日々の果てに、小沢さんの中で
湧き上がった思いがありました。

「比べるから苦しむのだ。
比べるもとは、27年前に生まれた事にある。
27年前に生まれた事をやめて、今日生まれた事にしよう。
両足切断の姿で、今日生まれたのだ。
足がどんなに痛く、足がなく、動けなくとも、
痛いまんま、足がないまんま、動けないまんま、
生まれてきたのだから、何も言う事なし。
本日、ただいま誕生!」

・・・すごい方だなぁと思います。

「比べるから苦しむ」というのは、確かにそうですよね。

自分が前にできた事ができなくなって苦しむ事や、
前に持っていたものを失う事で苦しむ事もあります。

けれど、小沢さんが言うように、今日生まれてきたのだったら。

「前にできた、前にあった」ことなど忘れて、
「今あるもの」からスタートしようと思えば、
過去に思いのエネルギーを注がない分、
これからやろうとする事にエネルギーを傾注できるので、
きっと心も体もパワーが出る事でしょう。

また、人と比べて、自分にないもので
苦しむ事もありますが、他人は他人です。

自分が今持っているものから、
自分はどうしていこうか考える方が、
ないものねだりでエネルギーを浪費するより
省エネ(笑)で、気持ちも明るくなりそうですよね。

小沢さんは、四つの事を心に決め、
58年の生涯を貫いたそうです。

一、微笑みを絶やさない
一、人の話を素直に聞こう
一、親切にしよう
一、絶対に怒らない

比べたり責めたりしてエネルギーを奪おうとするのでなく、
微笑んで、いい雰囲気を周りに与え、
人の話を聞いて、優しさを与え、
親切にして、思いやりを与え、
怒らないで、相手への理解を与える・・・

これらの事は、「与える」ことのとてもシンプルで、
とても効果がある方法だと思います。

これを誰もがやったら、世界中で
争い事は激減する事でしょう!

・・・とはいえ、世知辛い世の中では、ハードルの高い
事ではあるのですが(笑)、

「今日は微笑みを絶やさない日!」

というように、毎日少しずつでもやってみて、
自分も気持ち良く、周りにも温かさを分かち合いたいですね。

/恒吉 彩矢子
20070210
♪朝食を済ませた後、タクシーを飛ばし、小松・菟橋神社に初詣に行った。絵馬を奉納して、おみくじを引いてみる。フッフッフッ。見事に大吉。朝の神社の気持ち良~い空気をタ~ップリ吸って、エネルギーチャージしてから、仕事に向かう。

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たった一言でもいいので、コメント下さいね。

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