Cancer
このところ、私の周りで癌で亡くなる方が後を絶たない。共通しているのは、
ほとんどが50代以下で、すでに末期状態で緊急入院し、その数週間後、
あるいは数日で亡くなっているという点だ。
私のカウンセリングの原点は、ある企業での癌患者さんとそのご家族の方々
の電話相談だ。癌については、私も素人ながら勉強し、癌に有効といわれる
気功や健康食品を色々と調べ、資料やサンプルを取り寄せたりした。
煙草を全く吸わない人が肺癌になったり、お酒を1滴も飲めない人が肝臓癌
だったり、元気なサッカー少年が白血病になったりetc. 癌という病の理不
尽さ、恐ろしさを嫌というほど見てきた。
私に脉診の達人A先生とのご縁を結んで下さった、ホリスティック経営コン
サルタントの寺山心一翁氏は、1984年に右腎臓癌となり、手術・抗癌剤・
放射線治療という現代医学による治療にもかかわらず、癌が右肺など他部
位へ転移し、末期と診断されたのを機会に、自宅で死を迎えるために退院。
やがて癌に愛を送り、深い気づきを得て、副作用のない様々な代替療法
を自分が中心となり、自分の体に調和を取りながら統合的に取り入れ、
やがて癌は自然治癒していった。
彼は「いつも朝起きてから、“太陽さん、私を生かして頂いて感謝します。
今日もまだ、私は生きています”と宇宙に向かって唱えている。癌になって
から次々に、たくさんの贈り物を宇宙が、私に与え続けているように感じて
いる。宇宙を天といい、天を神といい換えて良いだろう。私は宇宙からの
それらを素直に受け止めて、直感に従って決断し、行動を起こしてきた。
癌が私にくれた贈り物と思える」と述べている。
数年前のある日、偶然、左胸に硬いしこりを見つけた。その瞬間、ショック
でなかなか寝つけなかったのを覚えている。病院に行くまではネガティブ
な想像しかできず、勇気を振り絞って近所の病院に行き、マンモグラフィー
等の検査を受けた。
結果は幸いにも良性腫瘍で、摘出の必要はないという診断だったが、青天
の霹靂とはまさにこの事だ。私だって、いつ癌患者になるかわからないと
いう貴重な体験だった。今でも癌と聞く度、あの相談室での日々を思い出す。
人生は何が起こるかわからない。今日一日を悔いのないように過ごそうと
思う。そして、亡くなった方々のご冥福を心からお祈りしたい。
♪だそーな。って、誰が決めたんだよぉぉぉ(笑)?