新盆
身内の方が亡くなり、新盆のため帰省していたという女性から、Mailを頂いた。
“私は6月に祖母が急に亡くなり、先週はお盆(新盆)で実家に帰っており
ましたが、あまりの暑さで室内にも関わらず、熱中症のような症状になって
しまい、都内に帰って来てからもボーっとしてしまっていました。
やっと回復したのは昨日からで、今年は暑さにやられました。未空さんも
気をつけて下さいませね。NHKの番組のお知らせ、ありがとうございます。
NHKは本当に素晴らしい番組が多いですよね。五木寛之が出演している日
の番組を、少し見る事ができました。私事ですが、今年は祖母の件で法事
続きだったので、仏教に触れた機会がいつになく多かったです。
お坊さんの袈裟って、こんなにキレイだったんだぁ~とか、お経って外国語
みたいな響きだなとか、子供のように何か違う観点で捉えている自分が
いました。お盆では、霊をお墓に送りに行くのを見送っていたのですが、
皆が一列になって並んで、お墓に行くのを見て、天国に行く時もこんな
感じで皆行くんだろうな、なんて思ったり、ここ2~3年、死生観がガラリ
と変わってしまったのを、今年は実感したでしょうか”
日本の仏教は葬式仏教と揶揄されるだけあって、普段の生活の中では
ほとんど接点がないと思う。そのため袈裟の美しさや、お経の響きなど
が新鮮に感じるのだろう。是非お坊さんの声もチェックしてほしい。
私が写経や坐禅を体験したジモティーの禅寺の本堂には、見事な天蓋
(←ってゆーのかよくわからない(笑))があった。見れば見るほど豪華で、
これは何を表し、何のためにここにあるのかなど、お寺に来た人達にもっと
説明してあげれば、仏教に対する関心も深まるのになぁと思ったりした。
私は特に仏教徒というワケではないが、小さい頃は神社仏閣が遊び場
だったので、お寺には懐かしさが込み上げてくる。といっても、全てのお寺
に当てはまる訳ではないが・・・
同い年の友人から、「お寺って怖くない?」と聞かれた時には、「???」
だったし、伊豆に旅行に出かけた時、たまたま入ったジモティーの喫茶店で、
珍しくグレゴリア聖歌が流れていた。友人達は「BGMが怖くない?」と言っ
ていたので、宗教的なものは人によっては、全て“怖い”という表現になる
事を知った。これも育ちや環境の違いだろう。
私は霊をお墓に送りに行くのを見送った経験はないが、お盆の時期、田舎
のお寺で、それはそれはきれいに飾られたお墓を見た事がある。私が生ま
れた東京下町の谷中では、提灯や墓石、葬式用の飾りを作る職人さんの
家が周りにたくさんあった。
そんな寺町も世代交代し、下町の風景も一変したが、お盆行事はなくなら
ないだろう。そんな日本の伝統行事を大切にしていきたい。
♪おーっと、こちらも伝統行事ではあるが、じもてぃーのスーパーでは、もう七五三の予約が始まっていた。酷暑の中、ちと早すぎやしませんかい。七五三って11月じゃなかったっけ? かなり慌てたのか、草履脱げてるし(笑)