涙・・・涙・・・涙・・・
10年前、インドに行く前に突如起こった大失恋は、クリスマス
目前だった事もあり、プレゼントも買ってあって、そのショック
は凄まじく、1ヶ月で4キロも痩せてしまった。
ちなみに、その時のクリスマスプレゼントは、後に未空父の
手に渡り、今も好んで着ているようだ(笑)。
当時は、まだ“空庵”を立ち上げる前で、仕事をしながら涙、
自転車に乗りながら涙、太極拳をしながら涙、イルミネー
ションを見ては涙、写真を見ては涙etc. とにかく泣いて
泣いて、毎日目が腫れ上がっていた。
そんな私の姿を見て、太極拳のS先生は何も聞かず、「自分の
人生に起こる事に、何一つ無駄はないから。全てが糧になる
から」と優しく声をかけてくれた。そんな時、中伝試験を受け
たのを覚えている。
その昔、あまりによく食べるので、私の事を親しみを込めて
「小象!」と呼んでいた人がいた。毎日、お弁当にお米1合
を詰め込んでいた時代だ。ズッシリ重いそのお弁当箱は、
私の活力の源でもあったが、満腹中枢がブッ飛んでいた証
でもあった。とにかく食欲は小象並みで、そーいえば、生ま
れて初めて映画館で見た映画は、「ダンボ」だっけ(笑)。
とにかく、私はゾウとは縁が深いのだ。
そして、今でもココロがポカポカしてくる忘れられない思い出
がある。大失恋した時に働いていた会社で、なぜかその時
はヘルプで、いつもとは違う部署で作業をしていた。
たまたまその時、隣に座った女性が本当にココロ優しい人で、
色々と気遣ってくれた。初めて会う人なのに、涙が止まらない
私は、ただただその好意に甘えるだけだった。そして、多分
その翌日だと思うのだが、彼女から「早く元気になってね」
とある物を渡された。
それは・・・
♪この聖母子像は、苦しんでいる私を見かねて、同じく同僚だった“職場のお母さん”ことKさんがくれた物だ。ご主人がクリスチャンで、祈りを捧げてきたものだと言う。「あなたは素直になれば、それでいいの。後は何も心配する事はないんだから」と励ましてくれたのが忘れられない。料理が大好きで、いつもおいしい物を作って来てくれたKさん。Kさんは夫婦揃ってカラオケ好きだが、とても霊感が強く、私に色々な事を教えてくれたっけ。今さらながら、どうもありがとうございました。いつまでも夫婦仲良く、お元気で!