高野山旅日記⑯
チェックインした後は、高野山唯一の温泉に入り
たかったのだが、食事が5時半からという事なので、
まずは宿坊内を探検する事にした。
福智院は美しい庭で有名だ。中でも庭園家の故・
重森三玲(しげもり みれい)氏による3つの庭は、
世界的に高い評価を受けているんだとか。
福智院のHPによれば、重森三玲とは、昭和を代表
する庭園家で、作風は力強い石組みとモダンな苔
の地割りで構成される枯山水庭園。代表作は、京都
の東福寺方丈庭園、光明院庭園、大徳寺山内瑞奉
院庭園、松尾大社庭園など。
ここは「登仙庭」といい、登龍門の故事で名高い龍
門瀑(龍門の滝)を模した庭。背景に見えるなだら
かな遠山には、蓬莱連山の石組がなされているん
だとか。池には大きな鯉が悠々と泳いでいて、ワン
ダホー&超ゼータクなひととき。ホッ。
美しい風景を目の前にすると、心がみるみるうちに
洗われ、浄化されるのがわかる。こんな庭を毎日
見ていたら、自分自身が整っていくんだろうなぁ。
驚いたのは、フランス人の宿泊客が多く、英語の
他にフランス語のパンフレットまで作られていた事。
早速、San Diego時代に一番仲の良かった、南仏
プロヴァンスに住む友人Nadineに送ってあげよう。
絶対喜んで、高野山に来たがるに違いない。その時は、
私が先達さんにならねば・・・って、オイオイ大丈夫か(笑)。
待っててね、I miss Nadine♪