ノールーズ
東京では早くも葉桜が見られるようになったが、私が大好きな
アラビアンナイトの世界、ペルシア文化圏でも3月下旬頃、
日本のお花見とよく似た、お弁当を持って、一家総出で公園
や野原にピクニックに出かける、民族的な行事があるんだとか。
それが「ノールーズ」で、ペルシャ語では「ノー」は新しい、
ルーズが「日」という意味にあたる。つまり、日本の元旦の
ようなオメデタイ日なんだね。
イランではイラン暦、イスラム暦、西暦と3つの暦が使われて
いるそうだが、その中のイラン暦の最初の日が、ノールーズ
になってるんだって。
このイラン暦とは、イスラム教の予言者ムハンマドが、メッカ
からメディナへ遷った時を元年とする太陽暦の事。ノールーズ
の始まる時間は、地球が太陽を回転する時間を秒単位まで
厳密に計算して出されるそうで、毎年その時間が違うため、
朝だったり真夜中だったりするらしい。
日本の元旦のように、毎年AM12:00と同時に「明けおめ~
ことよろ~」にはならないんだね(笑)。とはいえ、日本と
同じくお正月用の飾り物(ハフトスィーン)やお年玉(エイ
ディー)まであるそうな。そりゃ、子供達は大騒ぎさ。
フリー百科事典「Wikipedia(ウィキペディア)」によれば、
ノールーズの習慣は、私が興味をそそられてたまんない(笑)
ゾロアスター教の新年の祝祭に由来するといわれ、古代
のサーサーン朝時代に、既に大々的に祝われていた。
サーサーン朝時代には、春分に祝われるノールーズと秋分
に祝われるミフラガーンのそれぞれあったが、ミフラガーンは
ミフル神を祝う祭日で、新年はこのノールーズかミフラガー
ンの日に定められていた。
イランでは国家祭日とされ、年末の水曜日(チャハールシャンベ)
には、自宅で火を焚いてその上を飛び越え、健康を祈願する
「チャハールシャンベ・スーリー」という儀式や「スィーズデ・
ベデル」と呼ばれる新年の13日目に、集落の郊外にある
山野に出かけて行われる終日の祝宴など、ノールーズ前後
の年末年始には、イスラム教以前の習慣に由来すると見ら
れる、春の訪れを祝う儀礼が行われるんだとか。
うーん、ますます興味が尽きないペルシャ系。乗ってみたい
な魔法の絨毯。ってなワケで、ジニーよ、出て来~い(笑)
♪それでは、超久々のお初「お札焼かま一億円」を未空からココロを込めて、空庵の皆さんへ。郡山駅の売店で見つけたお年玉をどうぞ。だって一億円だよ、一億円! 超太っ腹でしょ(笑)。いや~、よっちゃんイカは進化してるよ。顔晴っとる顔晴っとる!