「病と医療」 in 東京 竹橋・国立公文書館

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乗るはずのなかった都営新宿線内で、竹橋の国立公文
書館で行われている「病と医療」展の広告があった。

国立公文書館の前は通った事はあるが、中には入った
事がない。そして、入場無料という文字が飛び込んで
きた。コレは行くっきゃないでしょ(笑)。

人々が平和を享受していたといわれる江戸時代の日本。
しかし、医療の知識は未だ十分でなく、容赦なく襲い
かかる急性伝染病、その他の疾病によって、想像を
絶する数の人命が奪われていた。

結核、インフルエンザ、天然痘、麻疹(はしか)、赤痢、
コレラ、梅毒、脚気、中風etc. これらの病に、江戸の
医師はどのように対処し、人々は健康維持のために、
日々どんな養生法を行っていたのか? そして、明治
に入って、政府が断行した医療改革の内容とは?

病と医療から見た江戸から明治への軌跡を、国立公文
書館が所蔵する多彩な江戸時代資料と明治の公文書
で辿る、というものだ。

まず、タダにもかかわらず、立派なパンフレットをくれると
いう太っ腹に驚いた&非常謝謝! それにしても人間は、
昔から病気に悩まされ、いつの時代も戦ってきたんだな
とつくづく思う。

インドのデルタ地帯で流行していたコレラは、日本では
1822年(文政5年)に初めて流行し、西日本とりわけ
大阪で多くの死者が出たそうな。

2回目の流行は1858年で、6月に長崎で流行し始めたコレラ
の感染は、またたく間に各地に広がり、7月末には江戸に
到達。江戸だけで死者は3万人、4万人以上ともいわれた。

コレラ(cholera:虎列刺)は、日本ではコロリと死んで
しまう事から、俗にコロリ、3日コロリと呼ばれ、また激し
い嘔吐と下痢を引き起こすので、虎狼痢(ころり)とも
表記されたんだって!

あまりの死体の多さに、土葬が間に合わず、火葬もできな
いため、水葬になったらしい。そして、悲劇はまだまだ続く。

1862年は麻疹の大流行に続いて、コレラが蔓延し、多くの
人命が失われた。まさに、この世の地獄絵図だ。日本の
今の時代に生まれた事に、ココロから感謝した私。

そして、日本版サフランライスを発見(笑)!?
20080411

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