危機意識
クライアントの方から暑中お見舞いを頂いた。その中にイヌイットの「シラ」という神のことが書かれてあった。
シラは、人間が自然の一部として謙虚に生きている時は、美しい女性の声や幼児の姿で静かに存在するものの、
人間が世界を牛耳ったかの如く、傲慢な生き方を続けていると、天才や信じられない姿と化して、警告するのだ
そうな。へぇ~、そんな神様がいるんだ。未空父の一族はビッグ・ファミリーなので、親戚一同に様々な職業の人
がいる。その中に現役の消防士さんがいた。彼は今回、県営住宅などを中心に巡回し、再三にわたって、避難
勧告を出していたそうだ。住民が静かだったので、全員避難したんだろうと安心していたら、実は誰一人として家
の中から出ていなかった。たったの一人も! つまり、勧告は無視され続けていたのだ。三条市から帰って来た
未空父が、「行政側の防災に対する甘さが非難されて、人災とも言われているが、確かにそれは否めない。でも、
市民の危機意識の低さもあったんだ。避難勧告が出されても逃げなかったんだから。誰一人として体験した事の
ない水害の恐ろしさを、自分事として考えられなかったんだよ」と言っていた。言わば、一人一人が招いた人災
とも言える。「まさか、ウチは大丈夫だろう」という気持ちを、みんなが持っていた。そして、一気に水が部屋
の中に入ってきた。その量といい、早さといい、すでに想像を超えていた。自然災害、交通事故、リストラetc.
危機は突然にやってくる。備えあれば憂いなしとよく言われるが、私は有事に対して、どれほどの備えがある
だろう? この開運金づちが「未空、準備せよ」と語りかけてくるようだ。その一瞬、鈍い光がやけに目映い・・・
♪今日の開運金づち 未空父が泥を掻き出していたら、水の底から出てきたという。西に置いておくと、お金が貯まるそうな(笑)