太陽は、ほんまに“イイもん”なんかい?
あの有名なイソップ寓話「北風と太陽」の勝負は、2回戦で1勝1敗
だったという新事実を踏まえ、「何事にも適切な手段が必要である」
という教訓には、ガッテン×3(笑)。
それにしても、何で日本では、太陽が勝つ話しか知られてないのか、
私なりにちょっくら考えてみた。
そもそも日本では、月の満ち欠けを基にしながら、季節と月の名前を
合わせるために、太陽の動きも加味した暦で、「太陰太陽暦(たいいん
たいようれき)」を使ってたんだよね。中国から日本に暦が伝わったのは、
7世紀と見られていて、この時に伝わったものも「太陰太陽暦」なんだとか。
それ以降、太陽暦に変わるまで、日本では様々な暦が使われてたん
だけど、純粋に月の満ち欠けだけで作った太陰暦は、日本で使われた
事がないんだって。これは初めて知ったよ。
http://osaka.yomiuri.co.jp/mono/mo80121a.htm
昔は3日の夜に空を見上げれば、三日月があり、十五夜には満月が
あったんだけど、1872年(明治5年)11月9日に、それまでの「太陰
太陽暦」を撤廃して、欧米と同じく「太陽暦」を採用した。
太陽暦(たいようれき)とは、地球が太陽の周りを回る周期(太陽年)
を基にして作られた暦の事。日本では、太陽を神格化した天照大神
(あまてらすおおみかみ)は、皇祖神(皇室の祖神)の一つとされ、
農耕民族にとって、太陽は有り難~い存在だから、何でも太陽は
イイもんになるんだろうね。
でも、これがもしも砂漠の国だったら、太陽はイイもんになるんだろーか?
砂漠ではないけど、暑い国といえば、インドも負けてはいない。このギネスブックに認定された、世界一辛い唐辛子「ブート・ジョロキア」の種をもらった。未空弟2号に育てさせて、試食させるかなぁ(笑)。